U-18日本代表CB石尾崚雅(C大阪U-18)は2試合連続無失点に貢献

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[8.17 SBSカップ第2節 静岡ユース 0-0(PK2-3)U-18日本代表 愛鷹]

 SBSカップを戦うU-18日本代表には昨年のU-17ワールドカップに出場した選手に加え、初招集組や久々に代表復帰した選手たちも招集されている。影山雅永監督は代表経験の少ない選手でも経験者に交じってのトレーニングの中でポジティブな反応を見せていた選手、あがきながらも必死に追いついてきている選手、そして自分のプレーを出そうとしすぎてチームの波に乗り切れていない選手とがいるという話をしていた。

 18年U-18日本代表の活動は今回が最後だけに、AFC U-19選手権を戦うU-19日本代表やU-21日本代表へ「個人昇格」すること、またプロや大学関係者たちに向けてアピールするという気持ちが彼らの中にあるのは当然のことだろう。その中で良いモチベーションを保ちながら、アピールに成功している印象の一人がCB石尾崚雅(C大阪U-18)だ。

 石尾は15年にU-15日本代表候補に選出されて以来の代表チーム招集。だが、今季J3で16試合に出場しているDFは、「そこまで緊張はないです。J3の方が緊張したりしますし、そこでやっているだけあってここでは落ち着いてできています」。その言葉通り、U-18オーストラリア代表との初戦では初招集のCB岸本駿朔(市立船橋高)を上手くサポートしながら完封勝利すると、この日も追加招集のCB岡本將成(新潟U-18)とのコンビで互いに強さを発揮しながら、相手の縦に速い攻撃に対応した。

 影山監督は「チームでの経験が大きいのでしょう。4バックだけでなく、最後3バックでもしっかり対応していた」とコメント。この日も無失点で勝利に貢献した石尾は「4バックはいつもやっている形ですけれども、チームでは3バックでもやったりしているので、そこは問題なくできたと思います」と胸を張った。

 関西にはチームメートのCB瀬古歩夢(C大阪U-18)やCB小林友希(神戸U-18)という世代を代表するCBがおり、彼らを追い続けてきた立場だ。今回、代表選出の一報を聞いて「やってやろう」という思いになったという。3年前、U-15代表に残れなかった悔しさも彼は忘れていない。J3で経験を積んできたCBは、思いを表現しながら、年代別日本代表チームでも評価されるようなプレーをしている。

 チームの勝利に貢献しながら、U-19日本代表へ「個人昇格」することが目標だ。石尾は「まだチームに瀬古歩夢、関西にも小林友希とか僕よりレベルの高いCBがいるので、そこよりも高いところへ行って自分が選ばれたいと思います」。J3で経験を重ねる中で自信をつけ、先を行くライバルたちとの差も少しずつ縮められていると感じている。SBSカップはあと1試合、出場機会が訪れれば、結果を残してチャンスを掴み取る

(取材・文 吉田太郎)