山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳の藤本理稀ちゃんを発見したボランティアの尾畠春夫さん(78)は、見つけ方も鮮やかだったが、その後も颯爽と去っていった。

新聞で行方不明をして、さっそくマイカーの軽自動車に5日分の食料と装備を積んで大分から駆け付けた。理稀ちゃんの家族に「必ず見つけてお渡しする」と約束し、以前に子どもの捜索をした経験から、「上にのぼっていくはずだ」と見当をつけて山に入った。

探し始めて20分後、曾祖父宅から560メートル離れた山中の石に腰かけている理稀ちゃんを発見、バスタオルにくるんで約束通り、家族に手渡した。

風呂や食事すすめられても「無償でやったことですから」

理稀ちゃんの母親の美緒さんは「胸がいっぱいになりました」といい、尾畠さんは「お母さんの嬉しい顔は一生焼きついて離れないだろう」と話した。

感謝する家族から風呂や食事などをすすめられたが、「無償でやったことですから」と辞退して、軽自動車で颯爽と大分に帰っていった。

司会の小倉智昭「ちょっとホロッときたね。まったく嫌味がない。芯からのボランティアだ」

尾畠さんはあさって18日からは広島県呉市の災害現場に向かうそうだ。