アジア大会の初戦で日本は1−0辛勝。ネパールの守備に最後まで手こずった(写真はトゥーロン国際)(C)Getty Images

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[アジア大会]U-21日本代表1-0U-23ネパール代表/8月14日/インドネシア

 U-21日本代表は8月14日、アジア大会のグループリーグ初戦でU-23ネパール代表と対戦し、1-0で勝利した。この結果は、韓国でも報じられている。
 
「“21歳以下”日本、ネパールに1-0でギリギリの勝利…ベトナムに次いでグループ2位」(『sportalkorea』)
「“残念な決定力”日本、ネパールに1-0で勝利…D組2位」(『InterFootball』)
 
 といった具合だが、特に日本の決定力不足を指摘するメディアが多い。
 
「“決定力が不在”日本、ネパールに1-0で辛勝…ベトナムに次ぐ2位」とヘッドラインを置いたのは、『SPOTVNEWS』だ。記事は、7分に三笘薫が先制点を決めた後、日本はじわじわと前進しながらチャンスを作ったと試合展開を振り返りながら、1点差では後半も力を抜けなかったと報道。日本は何度もシュートを放ったが最後まで追加点を挙げられなかったとして、「決定力があと2%足りなかった」と伝えている。

 また、前出の『InterFootball』も、「日本はネパールの出鼻をくじくことに成功した」と、試合開始早々に先制したことを評価しつつ、「しかし、その後は退屈な流れが続いた」として、ゴール前での決定力が心残りだったと綴っている。
 
 日本が追加点を奪えなかった要因として、ネパールの身体を張った守備を挙げたのは、『スポーツトゥデイ』だ。
 
「“全員U-21世代”日本、ネパールに1-0勝利で脂汗…グループ2位に浮上」と題した記事は、先制点を奪った日本は簡単に相手を崩せるように見えたとしながら、「ネパールの肉弾守備に阻まれて追加点を奪うことができなかった」と報じている。

 一方、アジア大会での日本の先行きを懸念するメディアもあった。
 
 例えば、前出の『sportalkorea』は、日本が今大会、2年後の東京五輪を見据えてU-21世代で臨んでいることや、森保一監督が「ベスト4以上」を目標に掲げていることなどを紹介したうえで、「グループ最弱のネパールを相手に苦戦を強いられ、不安の残るスタートとなった」としている。
 
 そんな韓国メディアの報道のなかでも特に注目すべきは、日本と韓国が対戦する可能性に焦点を当てた記事だろう。
「日本・ベトナム、そろって初戦に勝利…キム・ハクボム監督率いる韓国と16強で当たる可能性UP」とした『OSEN』の記事は、D組1位にベトナムが入り、日本が得失点差で2位に入ったと報じ、「D組の試合は、E組1位通過が有力な韓国と16強で対戦する相手が決まるという点で関心が集まる」と伝えている。
 
 韓国はE組を1位通過した場合、決勝トーナメント1回戦で日本が属するD組2位のチームと対戦する(2位通過の場合はF組1位と対戦)。この『OSEN』の記事がD組の順位にスポットライトを当てたのもそのためだが、記事はさらに、日本対ネパール戦の試合展開を振り返りながら、「日本は予想よりも戦力が落ちる」と報道。日本とベトナムのどちらがD組トップに立つかは、19日の日本対ベトナム戦で決まると予想している。
 
「日本は世代交代が進んでいないが、韓日戦は毎回難しいため軽く見てはいけない」と報じた『スポーツ・ソウル』をはじめ、大会開幕前から日本を警戒するメディアはあったが、初戦を終えて日本への関心度が高まりつつある印象だ。
 
取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
 
参照元:スポーツ・ソウル
「世代交代は進んでいないが…」アジア大会に臨む日本を韓国メディアが警戒!!