埼玉県と東京都を流れる荒川の河川敷で、釣りのための違法デッキを勝手に設置する無法釣り人が横行している。荒川の埼玉県に入った秋ヶ瀬橋から治水橋にかけての約9キの間に、鉄パイプなどで組み立てた釣りデッキが約240基もある。

河川法では、河川敷に無許可の工作物を設置することは禁じられており、違反すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。洪水時に上流から流れてくるごみなどが引っかかると危険なため、国土交通省は今年(2018年)春、一部のデッキの強制撤去に踏み切った。

ところが、いたちごっこだ。川底に杭を打って固定するタイプの「桟橋型」ではなく、持ち運び可能な「アイランド型」のデッキで釣りをする人が出てきた。デッキは持ち帰れば違法ではないが、持ち帰らずに放置する人も少なくない。

国土交通省荒川河川事務所の神野敏幸氏は「固定されていない独立型のデッキは、洪水で川が氾濫した際に流れやすいので、桟橋型よりも危険」と話す。

まるでチンピラ「年金生活なんだからいいじゃないか」「うるせえんだよ」

リポーターが釣り人たちを取材すると、「年金生活者は楽しみがないんだから、そのぐらいやってもいいと思いますけど」「だって、他に遊びにどこ行くんだよ」「良いことじゃないのはわかっている」などと開き直り、「魚が逃げるから向こう行け」「うるせえんだよ」「てめえ、ぶっ殺すぞ」などと喚き、物を投げつけようとするなど、まるでチンピラだ。なかには、小屋までつくって、酒盛りをしているのではないかというような様子もある。

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「こんなに数が多いんだ、とびっくりしました。こういうのはどうやって啓蒙したらいいんですかね」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「ルールを守って釣りしている人の方が多いのに、こういうのを見ていると腹立たしい」

国交省と警察が連携して徹底して撤去・摘発すべきだろう。