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 夏休みの都市伝説として「お盆の後はクラゲが多く発生する」ゆえに、「海で泳いではいけない」というものがある。これは果たして本当なのだろうか。遊んでばかりの子供たちに、夏休みの宿題をやらせる口実なのではという説もあるが、実際のところはどうなのか。

 この話は当たっているとも言えるし、間違っているとも言える。クラゲはお盆前の夏の海にも存在する。ただ、お盆前のクラゲのサイズは小さい。クラゲは海中のプランクトンを食べて徐々に成長していく。サイズが大きくなるのはお盆の後のあたりと言われている。

 大きなクラゲならば、それだけ刺される確率も上がるし、重傷となる可能性がある。だから「お盆の後はクラゲが多い」と言われるようになったのだろう。

 クラゲは泳ぎが得意ではない。基本的には海流や波に乗り、動くだけだ。夏場は台風が多く発生し、太平洋側の海辺に波が押し寄せることも多い。その波にクラゲも乗って運ばれてくる。

 もうひとつ、クラゲは海水温度が20〜30度が活動しやすい温度と言われている。夏場は海水温度が高く、クラゲの活動は活発にならない。夏が終わりに近づき、海水温度が下がるにしたがって、クラゲは活発になると言われている。特に水温の低下が進む日本海側は要注意だ。地球温暖化が進んでいるとはいえ、海水温度が急に上昇することはないだろう。

 クラゲの成長のタイミング、海水温度の低下、海流の変化など、さまざまな条件が重なる。「お盆の後、海に大きなクラゲが多く発生する」のは確かなようだ。