機種(環境)依存文字が風化している? 今、「文字化け」していた文字を知らずに使っている

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「機種(環境)依存文字」をご存知だろうか?
機種(環境)依存文字とは、Webページやパソコン、スマホなど、環境によっては正常に表示されない文字のこと。

機種(環境)依存文字は、改善や対策が行われたこともあり、現在のWebページやパソコン、スマホなどでは、正しく表示されることも増えてきている。
そのため、以前は厳しく使用を制限されていたが、現在は、使用の禁止や制限に対する意識も薄くなってきている。

そして「機種(環境)依存文字」という言葉を聞いたことがない人も、増えてきているようだ。


機種(環境)依存文字は、
Webページをパソコンやスマホで見た際に、意味不明な文字や□のような記号表示になる文字で、代表的な例では「絵文字」などがある。

例えば、
・Aのパソコンでは正常に表示されるが、Bのパソコンでは文字が化けしてしまう
・iOSでは表示されている絵文字が、Androidでは違う絵文字に置き換わる
といったことが起きるのが機種(環境)依存文字だ。

特にパソコンの世界では、
・○で囲んだ数字
・ローマ数字
などは、機機種(環境)依存文字の代表として認識されている。

しかし、これらの文字もUnicode(ユニコード)に収録され規格内のコードとなったことから、現在では気にせず使っている人も多くなっている。


ついつい使ってしまいがちな機種(環境)依存文字

機種(環境)依存文字は、オペレーティングシステム(OS)が対応していたとしても、使うサービス側が対応していない場合は文字化けしてしまう。
例えば、
ネット通販サイトのシステムが機種(環境)依存文字に対応していない場合は、注文メールで文字化けを起こしてしまうことがある。

では、機種(環境)依存文字の文字化けは、どう避ければいいのか?

答えは簡単だ。表示可能な文字に置き換えてしまえば良いのだ。

例えば、
・○で囲んだ数字
・株式会社の省略文字
などは(1)(2)(3)(株)(有)など、半角の()などを使い、表示変更すれば良い。

また、ローマ数字の場合は、
I、II、III、IV、Xなど、I(アイ)やV(ブイ)、X(エックス)と、正常に表示できる文字に置き換えればよい。

単位の場合も、
mm、cm、kgなど、一文字ずつ英字で入力すれば、文字化けせず正常に表示される。

そのほか、元号も機種依存文字となる。
このため、「明治」「昭和」「平成」など、通常の漢字2文字で表示させればよい。

スマホの絵文字の場合、
文字化けはしないが、相手のスマホでは異なる絵文字となることがある。
記号を使った「顔文字」で対応したい。

とはいえ顔文字は、常に進化している。
新しい絵文字では、機種(環境)依存文字となるものも多いため、相手のスマホで文字化けする可能性があることを理解しておこう。
誤解やトラブルを避けたいのなら、できるだけ使わないほうが良い。


ネット上では「自身の環境では表示できている=相手にも同じように表示されている」という図式は成り立たない場合があることを理解しておくことが重要だろう。

ユニークな文字を使い個性をアピールするのは、コミュニケーションでの手法の一つだ。
しかし、相手に正しく表示されず、誤解やトラブルの原因になれば、本末転倒だ。

相手の環境でも正しく表示される文字を使うことは、「円滑なコミュニケーション」にとって必要なことだと言える。
執筆:2106bpm