森保監督が選んだメンバーに韓国からは疑問の声があがった。写真:徳原隆元

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 8月14日からインドネシアで開催されるアジア大会の男子サッカー競技。日本サッカー協会は同3日、アジア大会に臨むU-21日本代表メンバーを発表したが、日本のメンバー構成や準備状況には韓国メディアも関心を寄せている。
 
「“オーバーエイジ枠なし”日本、アジア大会メンバー発表…全員U-21」(『sportalkorea』)
「日本サッカー、アジア大会代表チームは全員21歳以下…なぜ?」(『SBS SPORTS』)
 
 といった具合だが、大会規定が23歳以下(オーバーエイジ枠3人)となっているなか、日本がU-21世代で臨み、オーバーエイジ枠も活用しなかったことに注目するメディアが特に多い印象だ。
 
 例えば、『スポーツ韓国』の「アジア大会、日本サッカーは“オーバーエイジ枠なしのU-21代表チーム”で出場」と題した記事は、日本はホームで開かれる東京五輪で成果を挙げるために早くから準備に入ったと報道。今年1月のU-23アジア選手権の時と同じ脈絡だとしたうえで、「非常に重みに欠けるメンバーだ」と綴っている。
 
 そのほかにも、「事実上、自国で開催される五輪を見据えたアジア大会だ」「日本はアジア大会で東京五輪を準備する」と伝えた『SPOTVNEWS』をはじめ、日本が東京五輪世代で臨むことにスポットライトを当てるメディアは数多い。
 
 一方、日本の注目選手を挙げるメディアも見られる。
 
『スポーツ京郷』は、「最も警戒すべき選手」として初瀬亮を挙げた。記事は、初瀬が昨年のE-1選手権でA代表に初招集されたことを振り返りながら、どちらの足でも正確なキックが可能で、クロスやオーバーラップなどのレベルも高いとして、「サイドバックに求められるすべてを備えている」と評価している。
 
 ちなみに、昨年5月に韓国で開催されたU-20ワールドカップ当時、現地で関心を集めていた久保建英が選出されなかったことを取り上げるメディアもあった。「アジア大会出場が期待された有望株・久保建英は抜擢されなかった」(『edaily』)といった具合で、なかには久保のプロフィールを詳しく紹介するメディアまであるほどだ。
 
 何よりも目を引いたのは、日本と韓国の戦力を比較する記事だ。
 日本のメディアでも報じられているとおり、韓国は今大会、A代表の絶対的エースであるソン・フンミン(トッテナム)をはじめ、オーバーエイジ枠をフル活用。ファン・ヒチャン(ザルツブルク)、イ・スンウ(ヴェローナ)などロシア・ワールドカップに出場した欧州組も招集されている。
 
 そんななか、『スポーツ・ソウル』は、韓国がE組1位で通過した場合、決勝トーナメント1回戦で日本かベトナムと対戦する可能性が高いと分析。「日本は世代交代を進められていない。若くて才能のある20代前半の選手が多くない」と指摘したうえで、「A代表選手たちが多く出場する韓国に比べ、戦力が落ちることは明らかだ」と報じている。
 
 また、「“キム・ハクボム号”金メダルに青信号…日本、U-21代表チームを派遣」とヘッドラインを置いた『デイリーアン』の記事も、A代表選手が多数出場する韓国と日本は「あまりに対照的だ」と報道。「宿敵・日本と戦うことになれば、客観的な戦力では韓国が上回っている」と伝えている。
 
 アジア大会開幕が目の前に迫るなか、韓国メディアも注目するU-21日本代表。大会開幕後も、日本の戦いに韓国から大きな関心が寄せられることは間違いなさそうだ。
 
取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
 
参照元:「スポール・ソウル」
「世代交代は進んでいないが…」アジア大会に臨む日本を韓国メディアが警戒!!