U-21日本代表に初選出されたFC東京DF岡崎慎とセレッソ大阪MF舩木翔

写真拡大

 2020年東京五輪の“ラージリスト”に2人の新戦力が加わった。アジア大会に臨むU-21日本代表のMF舩木翔(セレッソ大阪)とDF岡崎慎(FC東京)は同代表に初選出。幅広く選考を行っていく意向を示した森保一監督は3日の会見で、それぞれを抜擢した理由を説明した。

「本大会が一番大事だと思うので、そこで最強のチームを作れるようにやっていきたい」。第18回アジア大会(インドネシア・ジャカルタ)のU-21日本代表メンバーを発表した森保監督は今後のチーム作りに言及し、2年後に控える東京五輪でベストの状態に持っていくという展望を示した。

 そこで重要になるのは、どのような選手を発掘していくか。五輪代表の活動は選手招集の拘束力がなく、「毎回いろんな条件がある」と制約は避けられない。だが、指揮官は「各大会で大きくメンバーを代えながら機会を与え、経験をさせながら東京五輪で一番強いチームをつくれれば」と先を見据えている。

 そこで今回白羽の矢が立ったのは、東京五輪世代では“1学年下”にあたる1998年生まれの舩木と岡崎。それぞれC大阪、FC東京というJクラブのアカデミーで育成年代を過ごし、現在もそのクラブに所属しているという生え抜きの有望株だ。

 舩木は昨年5月に行われたU-20W杯にも出場し、世代別代表ではおなじみの選手。森保監督は「U-20の世界大会に行った選手をどこかで招集してみたいと思っていた」と国際大会での経験に期待を寄せ、「これまで本人の状態をみて招集できていなかったが、J3で出ているということで招集させてもらった」とC大阪U-23での実戦経験を買われて選出に至ったようだ。

 一方の岡崎は過去の世代別代表では“候補”止まり。プロ入り1年目にJ3で経験を積むと、今季は長谷川健太監督のもとでJ1リーグ戦の先発にも抜擢され、「コンスタントに試合に出ている」という点が評価されたようだ。森保監督は会見で「一度招集させてもらって、実力を見てみたい」と述べた。

 “森保ジャパン”の発足以降、過去4回の活動で呼ばれた選手は合計52人。そして今回この2人が新たに加わり、ラージリストは54人という大所帯となった。五輪本大会の登録枠はオーバーエイジを含めて18人。生き残りを懸けたサバイバルレースは熾烈をきわめるが、2人のチャンスは目の前に広がっている。

(取材・文 竹内達也)