“ミュージシャン”小西真奈美がメジャーデビューへ

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女優の小西真奈美が、ミュージシャンとして全曲を作詞・作曲、サウンドプロデューサーにKREVAを迎えたアルバムで、10月24日にメジャーデビューすることが決定した。また、アルバムリリースに先がけて、8月8日に先行配信シングルとして「最後の花火」をリリースする。

2008年に映画「Sweet Rain 死神の精度」で、劇中の役名である藤木一恵名義で主題歌「Sunny Day」をCDリリースした経験もある小西。その当時「節目を迎える年には何か新しい事にチャレンジしていきたい」と決意を密かに固めていたと、当時のインタビューでも答えていた。

その決意が形になるキッカケとなったのは、2016年3月〜4月にかけて東京・大阪でおこなわれた舞台「KREVAの新しい音楽劇『最高はひとつじゃない2016 SAKURA』」。神代桜役として出演が決定した際、生まれて初めてラップに挑戦することになり、その稽古で共演のKREVA、Mummy-D、AKLOといった人気・実力あるラッパーを前に「絶対に迷惑がかかるな」と思い、緊張しながらもラップを披露したところ、彼らがその声とラップを絶賛。あわせて「自分でラップを書いたほうが良い」といったアドバイスも受けたという。

さらに、この舞台でも披露していたKREVAの2014年にリリースシングル曲「トランキライザー 〜single ver.〜」のカバーを小西真奈美名義として5月に配信でリリース。iTunesのHIPHOPチャートで1位を獲得した。6月26日には日比谷野外音楽堂で人生初となるステージにも立った。

以前から音楽好きで、周囲のスタッフから「曲を自分でつくってみたら」といわれていた事もあり、舞台を通じて自信を深めた小西は、2016年秋ごろから、撮影が終わって時間に余裕ができると、真っ先に曲を作るように。友人に会ったり、身体を動かしたり、映画を観ることではなく、いつの間にか楽曲制作を優先するようになり、自分でも「なんだ、これは!?」と驚くほど音楽制作を本格的に行うようになったという。そして、「これはもう人生の一部になっている」と確信。「音楽は中毒だ」と改めて実感したそうだ。

小西真奈美コメント

制作における自由さを尊重していただきながらの現場を提供してくださる、素敵なスタッフの皆さんとの出会いに感謝しています。

この出会いを大切に、より多くの人の心に歌が届く事を願い、これからも曲作りに邁進したいと思っています。

先行配信の「最後の花火」は、サビが浮かんだ時、キラキラした映像が見えたのと同時に、ものすごく切ない気持ちになりました。

恋と花火。

どちらも儚いものかもしれないけれど、いくつになっても、そのどちらにも心動かされてしまう女性の気持ちを、ラップも交えて歌にしてみました。

年齢問わず、夏や恋心に何かしらの思い出がある方、または今現在、その真っ只中にいる人たちの心に届くといいな。と思っています。

☆KREVAコメント

本当にたくさんのデモを聴かせてもらった中から作り上げた曲達を、こうしてメジャーデビューアルバムという形で皆さんに届けられることを嬉しく思います!
まずは、甘過ぎず切な過ぎず、絶妙な塩梅のこの曲からお楽しみください!