『THE COLLECTORS〜さらば青春の新宿JAM〜』 ©2018 The Collectors Film Partners

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ドキュメンタリー映画『THE COLLECTORS〜さらば青春の新宿JAM〜』が、11月23日から東京・新宿ピカデリーほかで公開される。

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川口潤監督の最新作となる同作は、2016年に結成30周年を迎え、昨年に東京・九段下の日本武道館で初の単独公演を開催したTHE COLLECTORSを捉えた初のドキュメンタリー作品。昨年の12月31日をもって37年の歴史に幕を閉じたライブハウス・新宿JAMで数多くのライブを行なってきたTHE COLLECTORSによる同ライブハウスでのラストライブまでの日々を追うと共に、1980年代当時をリアルタイムで体験した人々の証言を交えながら新宿JAMを拠点に盛り上がりを見せた「東京モッズカルチャー」が日本の音楽に与えた影響や、そのシーンを浮き彫りにする。

出演者はTHE COLLECTORSをはじめ、會田茂一、岡村詩野、片寄明人、黒田マナブ、THE BAWDIES、真城めぐみ(ヒックスヴィル)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、リリー・フランキー、The NUMBERS!ら。ナレーションは曽我部恵一(サニーデイ・サービス)が担当した。

■加藤ひさし(THE COLLECTORS)のコメント
ベスパとフレペのポロとリッケンバッカー3000が宝物だった時代。今の俺はそこから始まってまだそこにいるんだよ。今もモッズのままってことさ。

■古市コータロー(THE COLLECTORS)のコメント
あの頃の新宿はロックンロール・ドリームであふれていた。タイムマシンに乗ってちょっと覗きに行って来たんだ。

■川口潤監督のコメント
都会の景色はいつだって目まぐるしく変わり続け、月日は流れ、そこにかつてあった景色はいずれ誰も気にしなくなる。ここに映し出したのは、そんな大都会に「ただあった」だけのライブハウスにまつわる街の風景画でもなければ、かつてあったであろう景色を記録に残して語った回想記でもない。そういったものを全部ひっくるめて30年以上にもわたって音に焼き付け続けているロックバンドの魂の陰影であり、そこにこびりついて消えることのないストリートの香りである。