画像提供:(c)2005 UNI J OFFICE

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 音楽をより身近なモノにしてくれた、もはや物凄い普及率を誇るであろうiPod。当然のように、音楽を聞くものと決めつけてはいませんか?

 例のごとく、iPodを片手に音楽を聞いている人を発見! んん? ちょっと表情が険しいぞ? 顔にはうっすらと冷や汗も。どうみてもおかしい! どうやら音楽を聞いているのではない・・・? そうなんです。彼が聞いているのは稲川淳二の怪談なんです。

 あの怪談の名手、稲川淳二のこわ〜い話が11月9日にiTunes Music Store(以下iTMS)より発売。その名も「あなただけに語りかけるリアル怪談−1、2」 。各巻とも約35分で3話収録されている。もちろん、iPodに取り込めば、いつでも好きな場所で聞くことが出来る。

 というわけで、おそるおそる聞いてみる。独特の話し方で怖い話をより怖くしているのはお馴染み。それにしたって、耳のすぐそばで囁かれるように語られる怪談は正直非常に怖い。耐え切れず、5分でリタイア。…すみません。

 もう! なんでこんな怖いもん作るの! ということで発売元の(株)インフォバーンの梅本氏に聞いてみた。

「そもそもiTMSのカテゴリにあるオーディオブックは“耳で聞く本”。アメリカでは市場はとても大きな市場になっています! それに比べて、日本ではオーディオブックの魅力が知られていないのではないかと思ったんです。それと、耳に語りかけられる面白さを一番活かせるのは、やはり怪談かな〜と思いまして」

 売れ行きは思いのほか、好調らしい。オーディオブック部門の1日の売れ行きランキングで2作品が1、2位を独占しているときもあるという。稲川氏も自分の怪談を広く聞いてもらえる機会を得て、とても喜んでいるそう。

 別売りの専用スピーカーを購入すれば、大勢で聞くことも可能。キャーキャーと悲鳴が飛び交って、場が盛り上がる(盛り下がる?)こと間違いなしだ! インフォバーンは今後もiPodと何かをコラボレーションさせるべく、企画を練っているという。iPodは音楽を聞くもの、なんていつまでも思っていると、時代遅れになっちゃうかもよ?(平田桃子/verb)