“森保コーチ”がロシアW杯で「一番強く感じた」こと――「一体感」や「連動」が新生日本代表のベースに

日本サッカー協会が26日、都内で会見を開き、森保一新監督の就任を発表した。田嶋幸三会長、関塚隆技術委員長とともに会見の席についた新指揮官は、質疑応答での「ロシア・ワールドカップでの経験を踏まえて、日本代表の監督として一番大事にしたい部分は」という質問に、次のように答えた。
「西野ジャパンのコーチとして帯同させてもらって一番強く感じたのは、日本人のメンタリティと身体能力等の良さを活かしてやっていくこと。そこが本当に大切だなと感じました」
ワールドカップの開幕2か月前に発足した西野ジャパンは、準備期間の短さをモノともしない連動性を披露。日本の特長であるパスワークや献身性を選手全員が発揮して2大会ぶりにグループリーグを突破すると、決勝トーナメント1回戦ではベルギーから2点を先行する痛快な戦いぶりを見せた。
その快進撃をコーチとして支えた森保新監督は、「一体感のあるチーム作り、常に攻守ともに連係・連動して戦うところ、そのチーム作りは絶対にやっていきたい」と西野ジャパンの良い流れを新チームにも持ち込みたいと言う。
「みんな自分が成功したい、自分が試合に出たい、いろんな"自分が"という部分を持っていると思いますが、お互いを尊重してチームのために戦おう、チームの結果のために絆を持って協力して戦おうとというメンタリティは、ロシアのワールドカップでも選手を見てすごく感じました。そういうところは大事にしていきたいと思います」