カーネル・サンダース、座る

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ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)の創業者、カーネル・サンダース氏の立像が日本の店舗に登場したのは創業翌年の1971年のこと。以降、カーネル像は雨の日も雪の日も嵐の日も店頭に立ち続け、多くの客を迎え入れてきたが、登場から約47年間が過ぎた今夏ついに“座る”ことになった。

このベンチに座るカーネル像が誕生したきっかけは子どもからの何気ない一言。

「どうしてカーネルおじさんは店頭で立っているの?」との声が寄せられ、従来のカーネル像のイメージを大切にしつつ、より子どもの視線でふれ合えるような“座像”を新たに作ることを決めたという。座ったカーネル像は日本では初の試みで(世界にはすでに存在している)、客はカーネル像とともにベンチに座り、より気軽に写真撮影などができるようになる。

デザイン的にはベンチに座らせた以外大きな変更点は見られないが、立像よりも口角があがっており、より柔和な表情を見せている。また、トレードマークでもある白髪のラインがより作り込まれており、シャツの色も若干変更。手にしているスティックの長さも微調整された。KFCの関係者によれば「お腹のふくらみをうまく表現するのに気を使いました」とのことだった。

この座ったカーネル像にはまだ愛称がないことから、KFCは7月19日から8月15日にかけて愛称を募集する「#なんとかカーネル お名前募集 Twitter キャンペーン」を開催する。めでたく案が採用されると、応募した人の中から抽選で1名に「オリジナルチキン1年分」がプレゼントされるそうなので、カーネルおじさん好きはチャレンジしてみてはいかがだろうか。

なお、座ったカーネル像はまず、7月19日にKFC東京ドームシティラクーア店(東京都文京区)に設置。7月20日にKFCららぽーと新三郷店(埼玉県三郷市)、KFCザ・モール仙台長町店(宮城県仙台市)、7月24日にKFCららぽーとEXPOCITY店(大阪府吹田市)、日本KFCの横浜本社(神奈川県横浜市)へ順次設置していく。また、日本KFCの創業50周年となる2020年に向けて、各地のKFC店舗に設置していく計画だ。

☆カーネル・サンダース立像について

日本で立像が登場したのは1971年頃のこと。原型はカナダの、あるフランチャイズ店がイベントのために作ったもので、それをたまたま訪れた日本の幹部が面白いアイディアだと考えて持ち帰った。フライドチキンという言葉もまだなじみがなく、骨つきの鶏を手で食べるという風習もなかった当時の日本では、まったく無名のKFC。なんとか認知してもらおうと考え、店頭に置くようになったという。

新たに製造した立像をお店に置くようにしたのは、日本独自のスタイルで、やがてアジア各国にKFCができる際、日本のスタッフが応援に出かけたことから、立像を持ち込み、以後、アジアを中心に立像を置く国が増えたという経緯がある。

立像はカーネル・サンダースのほぼ等身大で、立像の身長は173cm、重量は26kg。モデルとなった60代当時のカーネルは身長が180cm、体重が約90kgだった。