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俳優の佐々木蔵之介が、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『黄昏流星群』(毎週木曜22:00〜)で主演を務めることが19日、明らかになった。佐々木は、恋愛ドラマ初主演となる。

このドラマは、1995年から『ビッグコミックオリジナル』(小学館)でロングラン連載されている弘兼憲史氏の同名漫画が原作。短編オムニバスから傑作の1つと言われている第1集「不惑の星」をベースに、人生の折り返し地点を通り過ぎた男と女が図らずも落ちてしまったあらがえない運命の恋、その恋を取り巻く大人たちの人間ドラマを、浅野妙子氏の脚本、平野眞氏・林徹氏・森脇智延氏の演出陣で描いていく。

佐々木が演じるのは、主人公のエリート銀行員・瀧沢完治役。その献身的な妻・真璃子役で中山美穂、完治が運命の恋に落ちてしまう女性・目黒栞役で黒木瞳が共演する。

このほど、クランクインした佐々木は「完治という役は、ほぼ私と同年代で、等身大でやらせていただける役だと思いました。私も会社勤めをしていたこともありますし、 まさに今“黄昏世代”ですし、リアルな姿として視聴者の方に見ていただける役ができるのではないか」と感想。中山については「アイドルの頃からずっと見ていた方なので、正直うれしいです。(撮影中は)そんな気持ちは封印し、演じています(笑)」といい、黒木については「チャーミングでかわいらしく、かっぽう着姿の時ですら引き込まれますね」と印象を語る。

また、自身の役柄については「社会に生きてる大人なので、周りをみながら、自分のことを抑え、家族のことを考え、でも一方で忘れかけてきた思いも沸々とあり、そういうところを戦いながら、悩ましく思いながら、最終話までいくのだと思います」と意気込んだ佐々木。“最後の大物独身俳優”と注目を集めるが、「照れながらも、思いっきりやらせていただくだけです(笑)」と、はにかんだ。

一方の中山は、娘の婚約者という禁断の恋に落ちることになるが、「(最初に聞いた時は)あり得ない! と思いましたね(笑)。ところが、似たような体験をした人がスタッフの中にいたと聞いて“リアルにあるんだ”」と驚き。「ドラマ上、シリアスなシーンがわりと多いので、現場は和やかにしたいなと思っています。そういう現場の雰囲気が、シーンの奥にある、夫婦や親子や女友達との長年の絆を感じさせることになれば」と語る。

そして、黒木は「完治が左遷されて出向することになり、『これからどうなるんだろう』と人生立ち止まっていた時に出会う女性で、私が演じる栞も『これから自分の人生を生きられるだろうか』と考えている人なので、共通のぽっかり空いた“穴”みたいなものを共鳴するように感じ合ったのだと思います」と解釈。「癒やしや安らぎ、刺激や興奮のつまった大人の方々が楽しめる作品になると思いますので、ご期待いただければ」と呼びかけた。

フジテレビの高田雄貴プロデューサーは、佐々木について「知的なたたずまい、端正なルックス、卓越した演技力を兼ね備えた稀有(けう)な俳優さんです。男として、夫として、父として、社会人として、友人として…さまざまな顔をみせる“佐々木蔵之介”にご注目ください」とアピールしている。

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