ちょっと成績の低い藤谷わかば(土屋太鳳)は、チアリーダー部「JETS」のある福井中央高校に入れず、2番手の福井西高校で「全米制覇」の夢も持てずにくすぶっていたが、転校生の桐生汐里(石井杏奈)に誘われてチアダンスをやることになる。一方、前任の学校で挫折したトラウマを抱える教師の漆戸太郎(オダギリジョー)は、校長(阿川佐和子)に誘われて西高に赴任してきて・・・。

万事わかばより優れた姉の藤谷あおい(新木優子)が、東京へ発つ日に、8人集まらないので部活が認められないわかばたちは、あおいを駅に送りに行ったところで、突然チアダンスを踊りだす。地方都市の駅前でわが物顔にロケしているスタッフもどうかと思うが、高校生にもなって、たかが姉が上京するからと、人目もはばからず公共の広場で踊りだす筋書きもどうかと思う。甘ったれるな。

「陸王」で工場のオバサン役に味をしめた阿川が、今度は高校の校長先生だって。欲張り阿川は司会業だけでなく、役者にも色目使い。彼女はいいとして、土屋太鳳の欲張りぶりが目障りである。媚びるような上目遣いの笑い方や、スタイルもよくはないのにステージ歌手の後ろで踊ったり、やたらめったらあちこちに出ている。整った顔は認めるけれど、彼女には品がない。大物のオーラも感じない。10代からオーディションを受けまくると失うものも多い。そういう意味でNHKの「朝ドラ」主演というレッテルは罪深いのだ。(放送2018年7月13日22時〜)

黄蘭