前半36分、U-17日本代表FW染野唯月がメキシコのGKに競り勝ち、ヘディング弾

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[7.14 国際ユースin新潟第1節 U-17日本代表 2-1 U-17メキシコ代表 五十公野公園陸上競技場]

 U-17日本代表の秋葉忠宏監督が「びっくりするくらい」と舌を巻くゴールが生まれた。1-0とリードして迎えた前半36分、日本は自陣左サイドで得たFKをPA方向へ蹴り込む。ボールはGKの守備範囲へ。難なくキャッチされるかと思ったが、勢いをつけて跳躍したFW染野唯月(尚志高)がGKの伸ばした手の上側からヘディングシュートを打ち込んだ。

 ボールはゆっくりとゴールラインを越えて2-0。指揮官も驚くゴールを決めた染野は「自分は(代表招集が)初めてということで、チャンレンジする大会にしたいと思っていた。今大会、得点ということにこだわっていたので、初戦で得点を決められたことを嬉しく思います。自分はヘディングが結構得意で、そこに関しては誰にも負けないというのがあったので、GKにも勝って頭で決められたと思います」。登録174cmと特別大柄ではないが、普段から頭でのゴールを求められているというFWはバネのある跳躍を見せつけてヘッドで代表初ゴールを決めた。

 鹿島アントラーズつくばジュニアユース時代に外国人と対戦したことがあったが、尚志進学後は初めて。フィジカルコンタクトの強い相手に対し、ファーストタッチでかわしたり、ドリブルで距離を離したり、工夫しながらプレーしていた。本人は「チームが悪い状況の中でFWとしてボールを収められなかったのはこれから課題かなと思います」と反省。それでも得点を決め、目標の代表常連選手へ向けて好アピールした。

 東北の強豪・尚志で1年時から出場機会を得てきた注目ストライカー。現在2年生だが、下級生でもチームの先頭に立つ選手ならなければならないと考えている。そして尚志を勝たせる選手に。U-17日本代表に初招集され、代表初ゴールを決めたFWは、国際ユースin新潟残り2試合でも結果を残してさらに自信を深めることができるか。「2試合とも点を獲る。1点じゃ物足りないので2点、3点と貪欲にプレーしていきたい」と言い切る点取り屋が、U-17クロアチア代表との第2節、U-17新潟選抜との最終節でもゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)