ベルギー戦は逆転負けも、相手を追い詰めたのは事実。メンバーの固定化が奏功した形だ。(C) Getty Images

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 西野ジャパンがロシアでの冒険を終えたタイミングで、サッカーダイジェスト誌ライター陣7名に緊急アンケートを実施。世界の「ベスト16」という結果を残した日本代表への評価、「ベスト8」の壁を超えるためには何が必要なのか、そして次期日本代表監督には日本人が相応しいか? この3点について意見を伺った。
 
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回答者:浅田真樹(スポーツライター)
 
Q.西野ジャパンのロシアW杯評価(100点満点中)
A.99点
 
 メンバーを固定して戦った3試合は、試合を重ねるごとに互いの狙いを共有して戦うことができるようになり、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦は内容的に見て十分評価に値するものだった。
 
 その一方で、メンバーを入れ替えたポーランド戦は、チームとして機能せず。加えて、交代カードは全4試合を通じてさほど有効に作用しなかった。つまり、決まった11人以外には使える駒がほとんどなかったということだが、準備期間の短さを考えれば、無理もない。むしろ、同じスタメン11人で戦った時の高い機能性のほうが“異常”だった。実質1か月の活動期間で作られたチームの戦いとしては、100点満点、いや120点をつけてもいい。
 
 ただし、ポーランド戦で自分たちの手の及ばないことに頼った姿勢は、いただけなかった。あれは単なる運頼みであり、リスクを負った賭けとは言わない。その点を差し引く必要はあるが、それでも限りなく満点に近い評価を与えていいと思う。
 
 
Q.日本が8強入りするために最も必要なことは?
A.ボールポゼッション
 
 相手がボールを保持する時間が長くなるほど、いずれスピードや高さにねじ伏せられる可能性が高くなり、体格的不利が大きい日本人選手には厳しい展開になる。重要なのは、いかにマイボールの時間を長くするか、だ。
 
 
Q.ロシア後の監督も日本人にするべきか?
A.YES
 
 今大会を見てしまうと、特に意思疎通の面で日本人監督が指揮することのメリットを感じずにはいられない。ポゼッション主体で、日本人選手の俊敏性を活かしたサッカーをやろうとするなら、風間八宏氏が最適だろう。
 
※『サッカーダイジェスト』7月26日号(7月12日発売)より転載。