敗れたとはいえ、日本代表はベルギー戦でサッカーの魅力、娯楽性を存分に伝える試合を展開した。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 西野ジャパンがロシアでの冒険を終えたタイミングで、サッカーダイジェスト誌ライター陣7名に緊急アンケートを実施。世界の「ベスト16」という結果を残した日本代表への評価、「ベスト8」の壁を超えるためには何が必要なのか、そして次期日本代表監督には日本人が相応しいか? この3点について意見を伺った。
 
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回答者:佐藤 俊(スポーツライター)
 
Q.西野ジャパンのロシアW杯評価(100点満点中)
A.80点
 
 監督就任から本大会まで選手を見極める期間とチャンスがなかったことを踏まえてチーム作りを遂行し、コロンビア戦までにチームの形とコンディションを整え、初戦に勝ったことは西野朗監督だからできたこと。勝つためのマネジメントができていた。
 
 その中で選手に世界と戦える自信を生み出し、ポーランド戦ではターンオーバー制を敷き、負けて勝つことを選んでグループリーグを突破した。どんな形であれ当初の目標をクリアしたことは、西野監督の功績であり、評価されるべきだ。
 
 ただ、決勝トーナメント進出後に露呈した交代選手枠を含めた選手層の薄さ、11対11の勝負に1度も勝てなかった未熟さ、ベルギー戦で2点を先制しながら勝てなかった稚拙な試合運びは大きな課題。そこに監督の国際経験不足が垣間見えた。   
 
 とはいえ、エンターテインメントとしてのベルギー戦は最高の試合だった。日本のサッカー人気に再び火を点け、盛り上げたという点も見逃せない。
 
 
Q.日本が8強入りするために最も必要なことは?
A.国際経験
 
 親善試合ではなく、本物の国際経験が足りない。本当のギリギリの勝負になった時、経験のなさが最後の差になって出て、勝敗を決めてしまう。コパ・アメリカを含め出場できるあらゆる国際大会に出て国際経験を得るべき。
 
 
Q.ロシア後の監督も日本人にするべきか?
A.YES
 
 西野監督でひとつ結果が出た。短期間でのチーム作りと結果は見えたので長期間、例えばアジアカップまで西野監督に任せてみてもいいと思う。上手く機能しない場合、U-21代表の森保一監督にスイッチするのも案だ。
 
※『サッカーダイジェスト』7月26日号(7月12日発売)より転載。