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岡山県倉敷市のコンビニの駐車場に、店が受け入れを行っていない個人からの支援物資が一時大量に届いていた。この支援物資の募集は、お笑いコンビ・千鳥のノブによってSNSで拡散していた。

岡山県井原市出身のノブは、豪雨災害の発生直後から被害状況や支援情報などをTwitterで広めている。その中、8日には「セブン-イレブン 倉敷商業高校西店」に支援物資を集めるという個人のツイートを、「倉敷の支援物資受け入れ先です!」と発信した。60万人ものフォロワーを抱えるノブによって、この物資募集は9000回以上リツイートされ拡散。結果、店の駐車場には大量の物資が運び込まれた。

しかし、この店で働いているという従業員は、「救援物資の受付をしていません。店外に放置されても対応できません。食べ物が入っている物があるようですが、カラスが荒らすので絶対にやめてください。迷惑です」とTwitterで苦情。BIGLOBEニュースが店側に事実確認をしたところ、「個人の支援物資は受け入れていない」とのこと。ノブが拡散した物資募集は、無許可で店を受け取り先に指定していたことになる。なお、8日に大量に届いていた物資は、どの団体かは不明だがその日のうちにトラックで運ばれて行ったという。

倉敷市では現在、個人からの支援物資は受け付けていない。真備町の川辺橋前には一時、個人から寄せられた「沢山の支援物資」置かれ、救助活動を行っている自衛隊の通行の妨げになっていた。また、仕分けの人手や物資を保管する場所が足りないことから、10日には他の自治体からの支援の受け入れも一時休止すると発表している。今、被災地を支援するには、募金やふるさと納税、ボランティアなどの方法がある。