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小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は7月9日、現在開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた242件の新語の中から、「6月の新語」6件を選定し、大辞泉デジタル版に掲載することを発表した。

6月の新語は、「空白恐怖症」(自分の仕事がないときに、あたかも仕事をしているように見せるためにダミーの予定やフェイクの予定を入れるほど、自分の予定が空白な事を恐れること)、「キッチンリセット」(使用後のキッチンを元のキレイな状態に戻し、新品の状態を保つこと)、「VAR」(スポーツ競技や試合の判定に、録画記録やコンピューターの解析を用いる仕組み。ビデオアシスタントレフェリー制)、「フェアプレーポイント」(日本が予選2位で通過できたシステム)、「ツイパク」(SNSのTwitterにおいて、他人のつぶやきを自らが発信者のようにつぶやくこと。ツイッターとパクるの合成語)、「まるっと」(1.丸みを帯びたさま。2.まるごと)。

語釈は一般から投稿されたもの。正式な語釈は編集部が執筆陣に依頼し、今後の改定時に大辞泉デジタル版に収録する予定。収録されない語もあるという。

大辞泉編集協力・田中牧郎氏(明治大学国際日本学部教授)は、空白恐怖症について、「スケジュール帳の空白を恐れる感情ですが、投稿語釈のような『仕事の予定』だけとは限りません。主婦や学生にもあるようです」と選評を寄せている。

同編集部では2013年から、一般の方々から様々な言葉のイメージを募集している「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーンを毎年開催している。大辞泉が選ぶ新語大賞は、そのスピンオフ企画として同時開催しているもので、今回で3回目。なお第2回の昨年は、「インスタ映え」が大賞に選定された。

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