母親に強制されドッグフードを食べる2歳男児(画像は『Mirror 2018年7月7日付「Moment mum laughs as she makes two-year-old son with learning difficulties eat dog food from pet’s bowl」(Image: CEN)』のスクリーンショット)

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「面白いからやらせた」という理由が果たして通用するのか。このほどブラジルで我が子にドッグフードを食べさせ、その姿を動画撮影した母親が警察の事情聴取を受けた。この動画を受け取った祖母は、男児はその後体調を崩したと激怒している。母親は今後逮捕・起訴される可能性もあるという。『Mirror』などが伝えた。

ブラジルのゴイアス州トリンダーデ市内に住むある母親が、2歳男児にペット用のボウルに入ったドッグフードを食べさせているシーンを動画に撮影し、家族のグループチャットに送った。

動画では、男児が犬のように四つん這いになりドッグフードを黙って食べている。しかも母親らしき女性の声で「お昼ご飯を食べてるの?」という声が入っており、犬が近づくと笑い声まで聞こえるのだ。男児の母親はこの動画を家族に送ったのだが、これを受け取った父方の祖母は激怒し、ソーシャルメディアに投稿した。

祖母は、男児の母親から映像とともに「おばあちゃん、ウチに来てランチを作ってよ。今おやつをちょうど食べているところだよ」というメッセージを見てすぐに母親の家に行き、男児を母親のもとから連れ去った。男児はドッグフードを食べさせられたことが原因なのか、祖母が迎えに来た後に体調を崩したという。地元メディアでは、この男児には学習障害があると報じている。

祖母から通報を受けた警察は、母親と動画撮影時にそばにいた大おばから事情を聞き、現在も取り調べ中だ。逮捕・起訴される可能性もあると知らされた母親は、弁護人を通してこのように話している。

「私たちは息子を可愛がってきちんと面倒をしている。決して悪意を持ってやったことではない。無責任にも祖母がオンラインに投稿するという意地の悪いことをしたせいで、事実が歪んで否定的に取り上げられて誤解されてしまった。」

警察によると、母親らは「面白いと思ったから撮影した」と話しているという。このニュースを知った人からは、「最低」「こういう女は子供を産むべきではない」「面白いから? それなら自分がやってみろ」「こんな奴が母親と呼ばれる資格はない」「子育てには全く向いていない人間だな。明らかに虐待だろう」「こんな女に子供を育ててほしくない」「学習障害があるようだから、命令されるままに食べさせられたのかな。子供がかわいそう」「なんて邪悪な虐待者なんだ」といった母親への非難の声が相次いでいる。

画像は『Mirror 2018年7月7日付「Moment mum laughs as she makes two-year-old son with learning difficulties eat dog food from pet’s bowl」(Image: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)