青山フラワーマーケットが販売するカスミソウを天の川に見立てたブーケ(東京都港区で)

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 七夕(7月7日)に向けて、宿根カスミソウの売り込みが、首都圏で本格化している。カスミソウの小さな花を「天の川」に見立てたブーケなどを提案。都内の卸売会社は「七夕需要で小売店からの注文が年々増えている」と話す。

 青山フラワーマーケット南青山本店(東京都港区)は2日から、福島産のカスミソウだけを束ねた「ミルキーウェイ(天の川)ブーケ」(810円・税別)の販売を始めた。「1日で用意した数量の半数以上が売れた」(同店)と好調だ。

 東京花市(東京都品川区)では青やピンクに染めたカスミソウ(480円・税別)を販売。「20、30代の女性がよく購入する」という。

 大田花き花の生活研究所の桐生進所長は「7月は洋花の物日需要がない中、七夕の花材として定着した」とみる。