被告はニューカッスルの育成部門で指導していた

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 かつてニューカッスルのアカデミーコーチを務め、児童虐待の罪などで裁判にかけられていたジョージ・オーモンド被告は4日、懲役20年の有罪判決が下された。イギリスの複数メディアが報じている。

 オーモンド被告は約30年間にわたり、指導する選手たちに対して、性的虐待などの暴力行為を繰り返し行っていた。被害者で最も若かったのは11歳。立件されたのは計36件だったが、被害者が申し出ていない事案が大量にあるようだ。

 手口は主に「サッカー選手になりたかったら、言うとおりにしろ」と真っ向から脅迫するもの。ある被害者は「サッカー選手になることが夢だったが、生きることが悪夢になってしまった」と話し、被害を受けてからは一度もボールを蹴ったことがないという。

 なお、オーモンド被告は2002年にも暴行の罪で有罪判決を受けていたが、この事件はイギリス国営放送『BBC』や『ガーディアン』などが同様の事案を報じるまで問題化されず、包み隠されたままだった。イングランドサッカー協会の担当者は名乗り出て、捜査に協力した選手を「とてつもなく勇敢で、尊厳の対象だ」と称えている。


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