試合をコントロールできなかったことへの後悔を語る一方で、4年後のワールドカップへの意欲ものぞかせた。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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[ロシアW杯決勝トーナメント1回戦] 日本2-3ベルギー/7月2日/ロストフ・アレーナ(ロストフ)

 2点を先行しながら、ベルギーの圧倒的な攻撃力に屈して逆転負け。日本代表は、ベスト8を目前にして大会を去ることになった。初のワールドカップ参戦となった日本代表の柴粼岳が、この悔しい敗戦を振り返っている。
 
 このMFが第一声で口にしたのは、試合をコントロールできなかったことへの反省だ。
 
「前半なんとかしのいで後半に良い形で2点先制した。その後のゲーム展開は、ちょっと僕が中心となって展開しなきゃいけなかったかなと個人的には思います」
 
 2点を追うベルギーがFIFAランキング3位の力を前面に押し出して攻撃を仕掛けてくると、これに日本は押し込まれ、「チーム全体としても、ちょっと引いてしまった」。そして、柴崎が「相手が得意なペナルティエリアの中だったりに進入される回数が増えてしまったので、あれではいくら耐えていようといつかは崩れてしまうのかなという気がしますね」と言うとおり、ヤン・ヴェルトンゲンとマルアン・フェライニにヘディングシュートをねじ込まれた。
 
 2点をリードした段階で、相手を走らせるようなポゼッションができていたら……柴崎自身も「あの時間帯に上手くしのげていればまた違った展開になったのかなという想いはありますね」と後悔の念を隠さない。
 
「今日のパフォーマンスは納得できていない部分のほうが多いですね。ボールロストも非常に多かったですし、試合のなかで身体が重い感覚もあって、そういったのが自分の課題だったと思います。この大会を通して連続して試合に出場させてもらっているなかで、連続して出場しているというのは言い訳にはならない。こういった状況のなかでも自分のパフォーマンスを出さないといけないですし、それは今後の課題かなと思います」
 
 そう自身の出来を振り返った後、「ただ、そのなかでやれた部分もあるので、そこは前向きに捉えてやれた部分とやれなかった部分をしっかり反省していきたいなと思います」と続けた。敗れはしたものの、得たものもあったようだ。
 
 具体的には、「まだ整理できていない部分とか、ちゃんとその辺は言いたいので、ここではあんまり言いたくないです。今後、今大会を考えたり、分析したり、振り返るなかで、自分なりにそういった部分を話せる機会があれば話したいと思います」と明言を避けたが、「もう一度、ワールドカップの舞台に立ちたいか?」という質問に対しては、ハッキリと意思を示している。
 
「そうですね。もちろん。試合が終わったばかりで、なかなか次は考え難い部分もありますが、僕はまだまだ次を考えられる年齢でもありますし、やっぱりこのベスト16という日本サッカー界の課題というか、壁みたいなものを打ち破っていきたいという気持ちはあるので、そこはまた追々ゆっくり4年後も考えながら、やっていきたいなと思っています」
 
 初めて経験したワールドカップという舞台は、90+4分に決勝点を奪われる衝撃的な敗戦で幕を閉じた。もちろん、柴崎にも悔しさは残っているが、同時に手応えとさらなる欲を手にしたようだ。

【日本代表PHOTO】日本 2-3 ベルギー|原口、乾のゴールで2点リードも…。 試合終了間際に逆転を許しベスト8進出ならず