ポーランド戦もフル出場した柴崎のコンディションは気になるところだ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 セネガル戦からスタメン6人を入れ替えたポーランド戦は0-1で敗れたものの、決勝トーナメント進出は果たせた。その意味で主力何人かを休ませた西野朗監督の采配は素晴らしいと見る向きもある。
 
 ただ、大迫勇也は後半2分に、乾貴士も後半の比較的早い時間帯から途中出場しており、完全に休めたわけではない。明らかにリフレッシュして臨めそうなのは香川真司と原口元気と昌子源、ポーランド戦で10分程度出場した長谷部誠の4人ぐらいだろう。
 
 忘れがちなのは、GKの川島永嗣、右サイドバックの酒井宏樹、CBの吉田麻也、左サイドバックの長友佑都、MFの柴崎岳はグループリーグの3試合に全て先発出場しており、そのうち、柴崎を除く4人はフル出場していることだ。
 
 なので、ポーランド戦で「主力を温存できた」というのはもしかすると錯覚なのかもしれない。むしろ気掛かりは、酒井宏、吉田、長友、柴崎らグループリーグ突破の立役者となった選手たちのコンディションだ。なかでも、運動量が求められるサイドバックの酒井宏樹と長友、セントラルMFの柴崎の消耗具合は気になるところだ。
 
 酒井宏、長友、柴崎の3人はもはや代えが利かない。酒井宏のフィジカルを利したディフェンスは最終ラインを安定されるうえで重要で、長友はチームの精神的支柱としても外せないし、柴崎ももはや西野ジャパンの司令塔として不動の地位を確立しつつある。
 
 
 なかでも試合の行方を左右しそうなのが、柴崎。ゲームメイクが抜群だったコロンビア戦とセネガル戦で勝点を奪えて、彼の出来がいまひとつだったポーランド戦で敗れたのは偶然なのか。
 
 その柴崎はコロンビア戦を除く残り2試合にフル出場。しかも、灼熱のヴォルゴグラード・アレーナでのポーランド戦では4-4-2のセンターハーフと過酷なポジションのひとつをこなしている。ここから中3日でどこまで回復できるか。
 
 柴崎は西野ジャパンの命運を左右するキーマン。ベルギー戦をベストコンディションで迎えてもらいたいが……。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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