本田△・・・ホンダさんかっけぇー(本田三角形)ということだ。どうせSNSに溢れている言葉遊びギャグだが、上手いことを言う。日本×セネガル戦は日曜日の真夜中からの開始で、筆者もベッドの中で見始めたら、ゴールキーパーのドジであっさり1点を取られた。これは負けるな、とウトウトし始めたら乾が同点シュート。

情報番組のコメンテーター・青木理が、「後半でまた先行されたので、僕はそこで寝ちゃった」といって笑った。朝から晩までニュースといわず、ワイドショーといわず、ドロー試合を「勝った」ように大騒ぎである。テレビばかりでなく、新聞も朝刊、夕刊が共に1面の見出しは「日本不屈ドロー」ときた。列島ドローシンドローム。

まあ、先行されての追い付きを2度もやったのだから、あっぱれで、後半の攻めぶりでは勝ってもよかったぐらいの動きだった。「おっさん」だの「平均年齢高い」だのと散々叩いていたくせに、掌返しのマスコミだ。終わった人のように馬鹿にされていた本田が、敬礼シーンの繰り返しで崇められたり、笑顔がなくて暗い感じの西野監督が、考え深い知将扱いされたり。よく言うよ、である。

サッカーのW杯ほど集団心理の怖さがわかるものはない。負けたチームのスターは身の危険さえあるらしい。自国のチームが勝てばうれしいに違いないし、褒め称えてやりたいが、裏を返せば五輪以上の巨額の金が動くからだとは誰も指摘しないのが物足りない。(放送2018年6月25日、26日)

(黄蘭)