ドイツの敗戦をテレビで見ていた香川。 写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 2018年6月28日、日本代表選手の囲み取材が始まる前、ヴォルゴグラード・アレーナのミックスゾーンには人だかりができていた。そこで「グループFの韓国対ドイツ戦」を放送していたTVの前にほとんどの人たちが釘付けになっていたのだ。
 
 結局、試合は韓国が2-0で勝利。これでドイツがグループリーグ敗退という歴史的事件をミックスゾーンで目撃したわけだが、そういう流れもあって長いことブンデスリーガ―でプレーして“戦友”も多い香川真司にはこんな質問が飛んだ。「ドイツが敗退したが、今見ていた?」と。それに対する答は以下のようだった。
 
「最後見ていました。マルコ、ロイスもいるんで、非常に楽しみにしていたし、彼もずっと怪我をしていたんでね、苦労していたのを少なからず見ていたから。もっと勝ち上がってほしかったけど、これがやはりワールドカップというか、難しさなのかなと。
 
 と同時に、やはり(2連敗中の)韓国がああいう姿勢を見せるというのは少なからず僕らも刺激を受けるところはあります。ホントに明日は厳しい状況にはあると思いますけど、天候含めてね。最後まで90分、このメンバーでやり遂げたいと、そして次のステージに向かうんだという強い意思を持って、やりたいなと思います」

 
 植田直通が「明日は我が身」と言うように、ドイツのグループリーグ敗退を見て香川も良い意味での危機感を改めて持ったに違いない。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)