ポーランド戦では駆け引きも必要になる。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

写真拡大

 いよいよ6月29日に日本がポーランドと戦う(現地時間17時、日本時間23時。ヴォルゴグラード・アレーナ)。引き分け以上で2位以内が確定するが、そう簡単に勝天を奪える相手ではないだろう。
 
 ロベルト・レバンドフスキ、ピオトル・ジエリンスキを筆頭にヨーロッパの主要リーグで活躍するタレントが複数いて、決して侮ることはできない。グループリーグ2連敗ですでに敗退が決定しているが、祖国の名誉にかけてこの最終戦に全力を尽くすに違いない。
 
 そんなポーランドとの一戦で日本が避けるべきシチュエーションがある。それは絶対に先に失点しないことだ。ここでグループHの順位表を振り返っておく。
 
1位/日本 勝点4/1勝1分0敗(4得点・3失点)
2位/セネガル 勝点4/1勝1分0敗(4得点・3失点)
3位/コロンビア 勝点3/1勝0分1敗(4得点・2失点)
4位/ポーランド 勝点0/0勝0分2敗(1得点・5失点)
 
 例えば日本がポーランドに敗れたとして、他方の試合でセネガルとコロンビアが引き分ければ、勝ち抜けるのはセネガルとポーランドになる。日本はコロンビアと勝点で並びながらも得失点で下回り、3位に転落してしまうからだ。
 
 日本がポーランドにリードされている──。その情報をセネガルとコロンビアがキャッチすれば“互いに引き分け狙い”という展開になっても決して不思議はないのである。
 
 日本としては同点もしくはリードしている状況をできるだけ続けたい。それでコロンビアとセネガルが潰し合ってくれれば理想的だろうか。
 
 もちろんポーランドに勝てれば文句なしだ。しかし、ゴールを狙い過ぎて守備が疎かになるのだけは避けたい。他方のゲームの行方を把握しながらの試合運び、すなわち駆け引きがポーランド戦ではなにより求められる。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)