栄養士が解説!話題のスーパーフード5つ

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 「スーパーフード」とは、食事療法を研究する医師や専門家が使い始めた言葉で、他の食品よりビタミン・ミネラル・アミノ酸といった栄養素が豊富な食品のこと。

 美容やアンチエイジングに関心が高い人たちの間で話題のスーパーフード。手軽なものもありますので、ぜひドリンクやおやつなどでとり入れてみてくださいね。

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話題のスーパーフード5つ

1.ココナッツオイル
美を意識する女性の間でブームになっているココナッツオイル。ココナッツオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、食後すみやかにエネルギーに変わるため、体脂肪になりにくい油と言われています。

その他にもココナッツオイルには、さまざまな効能があります。
・抗菌作用のあるラウリン酸がインフルエンザなどの感染性の病気を予防
・抗酸化作用のあるビタミンEが肌のハリやツヤを保つ美肌をつくる

食材にそのままかけたり、コーヒーやココアに入れて甘い香りを楽しんだりと手軽に使えるところも人気の秘密です。

2.チアシード
チアシードは、水に浸すとプルプルしたジェル状になります。このプルプルの部分には、こんにゃくにも含まれるグルコマンナンという食物繊維がたっぷり含まれています。グルコマンナンは、少量で満腹感をもたらしてくれるダイエットにはとってもうれしい存在。

また、不飽和脂肪酸であるオメガ3をはじめ、カルシウム・鉄分・マグネシウムなどのミネラルも豊富です。特にオメガ3には血液中のコレステロール値を改善するはたらきがあり、生活習慣病対策にもおすすめです。
チアシードを8〜10倍量の水に入れてジェル状になったら、スムージーやヨーグルトなどにトッピングするのが簡単な食べ方です。

3.バオバブの実
ビタミンC・カルシウム・抗酸化物質のポリフェノールを多く含んでいます。特に、バオバブの実の抗酸化力は他のフルーツよりはるかに高く、そのアンチエイジング効果は見逃せません。紅茶にパウダー状のものをスプーン一杯ほど加える食べ方が人気です。

4.ピタヤ
日本ではドラゴンフルーツの名で知られている南米のフルーツです。果肉は赤や白、ピンク色など様々ですが、赤いものには「ベタシアニン」というポリフェノールが多く含まれていて、高い抗酸化作用があります。

さらに、カリウム・マグネシウムの含有量はフルーツの中でもトップクラス。カリウムは、体内の水分量を調整するはたらきがあるので、むくみ対策にも利用できそうです。他にも、鉄分や「造血のビタミン」と呼ばれる葉酸などを含んでいるので、貧血気味の方や妊娠中の女性にもにうれしいフルーツです。

5.生はちみつ
加熱処理をしていないはちみつを「生はちみつ」といいます。生はちみつは栄養バランスがよく、大腸でびを増やすグルコン酸という酸を含んでいます。

 ヨーグルトに生はちみつをかけて食べると、ヨーグルトのビフィズス菌との相乗効果で、腸内環境の改善・便秘解消・免疫力アップ作用がさらにアップします。生はちみつは栄養素を損なわないためにもそのまま食べたり、ハニーマスタードドレッシングにしてサラダに使ったりと、できるだけ生に近い状態で食べましょう。

 バランスの良い食事とスーパーフードで、美容効果や健康増進、アンチエイジングを心がけてみませんか。

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[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。