第1戦に続いてセネガル戦でも「ランニング王」となった長友。好調を維持している。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

写真拡大

 今大会屈指の好勝負となった日本vsセネガル戦。2-2ドローに終わった壮絶戦のゲームスタッツをFIFA(国際サッカー連盟)が公開した。数字上でも日本の奮闘ぶりが垣間見える。
 
 まずはチームデータから。ポゼッション率は日本から見て54%対46%で、パス本数(449本対338本)、パス成功率(84%対79%)、そして全走行距離(105km対102km)の各項目でアフリカの雄を凌いだ。シュート数は7本対14本、枠内シュートが3本対7本とそれぞれ2倍近く撃たれているが、日本は枠内3本で2得点を決めたのだから半端ない。決定率は66.6%で、コロンビア戦の33.3%を大幅に超えるクオリティーを示した。
 
 ボール奪取回数は39回対44回。ほぼ互角と言えば互角で、スーパーフィジカル軍団との激しい球際の争い、肉弾戦にも物怖じしなかったことがよく分かる。さらにスプリント回数でも367回対356回で上を行った。1選手当たりの平均値は37回で、コロンビア戦の33回を超えてきた。

 
 個人別で見ると、パス成功率は軒並み低調だった。90%を超えたのは日本が昌子源(95%)、セネガルがイドリッサ・ゲイエ(92%)のみで、鋭いフォアチェックの応酬だった攻防戦を象徴している。

 走行距離は長友が両チームトップの11.088kmを記録。柴崎岳が10.661kmで続き、長谷部誠の10.580km、酒井宏樹の10.245kmと来て、5番目でようやくセネガルのチームトップであるサディオ・マネ(10.070km)の名が。スタメンの運動量では日本がセネガルを凌駕していた。
 
 FIFAは試合における個々のトップスピードも測定している。俊足自慢のセネガルが上位を独占したかと思いきや、トップ値を叩き出したのは原口元気。時速31.97kmをマークし、イスマイラ・サール(時速31.28km)、マネ、アルフレド・エンディアイエ(ともに時速30.82km)を引き離した。なお日本の2番手は吉田麻也の時速30.60km。セネガルのスピードにポテンシャルを引き出された(!?)のかもしれない。
 
 長友の「走行距離」と原口の「トップスピード」はコロンビア戦に続くゲーム最高値。両選手の好調ぶりを裏付けている。

【データで見る】日本×セネガル|詳細マッチスタッツ