水島新司による名作野球漫画『ドカベン』シリーズが6月28日発売の『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)31号で完結する。1972年に連載開始した同作は、46年間で長い歴史に幕を下ろす。

 長期連載漫画と言えば『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載していた秋本治の「こち亀」こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が有名だ。1976年に連載を開始し、40年目となる2016年に終了した。コミックスは全200巻に達し、世界で少年誌に最も長く連載した作品となった。「ドカベン」や「こち亀」以外で、現在も続く長期連載作品には何があるだろうか。

 「よく知られている作品ではさいとう・たかをの『ゴルゴ13』がありますね。1968年の連載開始以来、『ビッグコミック』(小学館)で50年にわたり連載が続いています。リイド社から出ているコミックスは現在、188巻に達しています。これより連載開始が古いのが聖悠紀のSF漫画『超人ロック』です。ラジオドラマ、アニメーション映画などメディアミックス作品も多く手がけていますね。ただ、『超人ロック』は作者の病気で休載した期間があります。連続した記録としては『ゴルゴ13』『こち亀』に軍配が上がります」(サブカルチャーに詳しいフリーライター)

 さらに、高橋洋一による『キャプテン翼』シリーズ、弘兼憲史による『島耕作シリーズ』など、物語の中で主人公が成長していく作品もある。このほか、地味に続いているあの作品もよく知られている。

 「うえやまとちが描いた『クッキングパパ』は『モーニング』(講談社)で1985年から連載中で、すでにコミックスは146巻を数えています。基本的に料理漫画ですが、子どもの成長やパパの勤務する会社の様子なども登場する珍しい作品です。克・亜樹による『ふたりエッチ』も『ヤングアニマル』(白泉社)で1997年から連載中です。お互いに経験のない新婚の男女が性的な成長を遂げていく話です。連載開始当初は『青年誌でエッチな漫画が読める』と話題になりました」(前出・同) 長く続いている作品には固定ファンが付く。ある種の中毒性といってもいい、得も言われぬ魅力があるのも確かだろう。