セネガル戦へ最終調整するFW大迫勇也

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 短い言葉に強い覚悟を凝縮させた。W杯グループリーグ第2戦・セネガル戦を翌日に控えた23日、19日のコロンビア戦(2-1)で決勝ゴールを決めるなど、乗りに乗っている日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)が試合会場での公式練習後、報道陣の取材に応じた。

 W杯が現行の32か国による戦いとなってから、グループリーグ初戦に勝利をおさめたチームの決勝トーナメント進出確率は85%。数字上もメンタル的にも日本は現在、グループ内で優位に立っていると見られている。しかし、目の前の試合に集中する大迫にとって、数字はあくまで机上のものでしかない。

「あまり有利だと思っていない。もう一回リセットして、初戦のつもりでやるだけだと思う」。言葉に集中力がみなぎる。日本選手の中では、セネガルがグループHで最強の相手だと警戒を強める声が多いが、大迫に相手を過剰にリスペクトする気配は微塵もない。

 引き分けでも良しとするか、という質問に対しては「試合をするからにはしっかり勝ち点3を取りたい」とキッパリ。一方で「ただ、W杯はそんなに甘くない。自分たちの思うようにはまったくいかないというのがある。うまくいかないときにどれだけ我慢して耐え、勝ちや引き分けに持っていけるか。それがカギになる」と、現実も見据える。

 コロンビアのセンターバックに対しても1対1で上回ったことが自信になっているに違いない。前半3分にはMF香川真司の浮き球のパスに反応し、トッテナムで活躍するDFダビンソン・サンチェスと競り合いながらイーブンボールをシュートまで持って行った。香川の先制PKにつながった殊勲のファーストシュート。その力強さは、2試合に先発して無得点に終わった14年ブラジルW杯で悔しさをかみ締めた男の成長の証だった。

 セネガルの特徴についてはすでに映像でしっかりと確認済みだ。「本当に覚悟を持っていく。それだけですよ」。約75秒という短い取材時間に、熱い思いをたぎらせた。

(取材・文 矢内由美子)


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