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佐々木菜美(仮名・29歳)

 私はあるバンドのファンで、ライブがあれば県外に遠征することが良くあります。ネットでは、ファン同士で情報交換をすることもあるので、それぞれの地元の人と現地で落ち合って食事に行くことも。でも、2人で会うのは、女性のファンばかりでした。当時の彼にも、そのことは伝えていたのですが、疑い深い人で、共通の趣味の男と会っているのではないかと、よく言われていました。

 そんなある日、県外にライブ観戦のため、1人で行くことになったのですが、あるホテルを彼に勧められました。どうやらそのホテルは、展望台が近くにあって、景色が綺麗だと言うのです。なのでそこに泊まることにしました。実際、その部屋は一面がガラス張りになっていて、夜景も楽しめました。

 その後、ライブを楽しみ、地元に帰りました。そして彼に会うと、「ホテルに男は連れ込んでなかったみたいで安心したよ」と言われました。どういうことかと聞くと、彼は私が泊まっている部屋を展望台から、望遠鏡で見たというのです。わざわざ彼は、私にバレないように、一緒に遠征し、ホテルの部屋番号をメールで聞き出してきた。ですが、展望台は夜に閉まってしまい、私がライブ後、ホテルに帰る時間帯は確認できないはず。でも彼は、私がチェックインする昼前頃を見計らって、展望台に登って、監視していたそうです。

 彼はまるでドッキリを仕掛けたかのように楽しく話していましたが、私は絶句しましたね。この人と付き合い続けると、いつか盗聴器を仕掛けられるかもと怖くなり、その後、距離を置きました。

写真・ChodHound