西野朗監督と香川真司(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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日本代表、おめでとうございます。19日のワールドカップグループリーグ、コロンビア戦で日本代表は素晴らしい戦いを見せて見事2-1と勝利を収めました。

ただし、「素晴らしい」と言ってもすべてを手放しで褒め称えられる試合だったかというと、どうではありません。試合の立ち上がりにPKを奪い、しかも相手がひとり退場というのは滅多にないシチュエーションです。

試合開始早々からアグレッシブにプレッシャーをかけ続けたことが、こんなアドバンテージを日本にもたらしました。それ自体はいいことなのですが、問題はその後にあったと思うのです。

強豪相手に先制し、数的有利に立ったため、日本は勝利を意識して慎重になってしまいました。本当は、相手が弱ったタイミングでたたみかけ、もっと試合を有利に進めるべきだったのです。ところが追撃の手を緩めてしまったので、相手の同点ゴールを誘発することになってしまいました。

結果的には同点ゴールを奪われたことで再び火がつき、またコロンビアが「引き分けでもいい」と考えたかのように足が止まったことで、決勝点に結びついたような攻撃の数々を繰り出したのです。

この試合運びの問題点は依然として残っています。せっかくコロンビア戦に勝ったのですから、次のセネガル戦ではそんな課題を克服した戦いを見せて、グループリーグ突破にグッと近づいてもらいたいと思います。

初戦で強豪に勝つというのは、1996年アトランタ五輪のときと同じ状況です。もっともあのときは勝利しても勝ち点「2」だったため、僕たちは2勝1敗だったのにグループリーグを突破できませんでした。ただ、勝った後の第2戦が大切だという教訓は今回に生かしてほしいと思います。

と、いろいろ厳しいことを書いてきましたが、これはまだ何も成し遂げていないから。それまでは気を引き締めていきましょう。ただそれでも、今日だけは心の底から喜ぼうと思っています。

▼ 写真はコロンビア戦の先発イレブン

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 「必勝」と掲げていた日本代表のサポーター

(撮影:岸本勉/PICSPORT)