W杯デビュー戦で勝利に貢献したDF昌子源

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[6.19 ロシアW杯グループリーグ第1節 日本2-1コロンビア サランスク]

 DF吉田麻也とのコンビでセンターバックの一角に入ったのはW杯初出場の日本代表DF昌子源(鹿島)だった。ヨーロッパリーグで2度の得点王に輝いた実績も誇るコロンビアのエース、FWラダメル・ファルカオを90分間にわたって堅実な守備で封じ込め、日本の勝利に貢献した。

 W杯前最後の強化試合となった12日のパラグアイ戦(4-2)で好プレーを見せたが、この試合で右太腿を打撲し、ロシア入りからの数日間は別メニュー調整だった。しかし、非公開練習では常に主力組でプレーしていたといい、心の準備は万全だった。

 とはいえ、ここまでのキャップ数は12と、この日の先発メンバーでは最少。試合前は「こういう舞台になると下っ端というか、みんなにすごく気を遣われて。『思い切っていけ』『大丈夫』と声をかけられた」。そう言って苦笑いを浮かべたが、「W杯は確かに初めてだけど、スタジアムの雰囲気などはクラブW杯と少し近いところもあった」と、過去の経験をしっかりと生かしたことに胸を張った。

 一人少ないコロンビアから受けた圧力は大きかった。「相手がボールを持つと迫力があって、本当に10人なのかと思った。傍からは日本がボールを持っているように見えていて、非常に精神的に疲れた試合だった」。交代の準備をするMFハメス・ロドリゲスの登場にスタジアムが大歓声に包まれたときは、「試合に出ている僕でも分かるほどで、気を取られてはいけないと思った」と、最後まで集中を心がけた。

 W杯デビューで勝利に貢献したことは自信になるはずだ。「『あいつ緊張しているわ』と、チームメイートに緊張が伝染するのが嫌だった。“俺は大丈夫。落ち着いてますよ”という雰囲気でやっていた。それがうまくいっていたんじゃないかな」。オープンマインドで肝の据わったセンターバック。昌子にとって最高のW杯デビューとなった。

(取材・文 矢内由美子)


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