18日(2018年6月)、4人の死者と300人以上の負傷者を出した大阪北部の地震。マグニチュード6.1だったが、震源が浅い「内陸型」の地震で、揺れが激しかった。実は4月以降、日本列島では震源の浅い内陸の地震が10件と相次いでいる。

なぜなのか?そして今後の可能性は? 番組では、東京大学の笠原順三名誉教(海洋地震学専門)を招いて、疑問をぶつけた。

千葉・群馬の地震が南海トラフにつながる可能性は

(1)内陸断層型の地震が続いている理由は?

千葉、茨城、群馬から北側は東日本大震災の余震活動。西側はフィリピン海プレートの沈み込みに伴う、ユーラシアプレートの地震です。

(2)千葉で地震が相次いでいますが、関連は?

千葉北部の地震は「スロースリップ」と呼ばれ、プレートに直接関係した地震です。滑りの幅も5センチなので、影響を及ぼしたということは多分ない。

(3)大阪北部の地震や阪神淡路大震災、熊本地震は「活断層型」、東日本大震災は「海溝型」ということですが、両方の関連性は?

海洋プレートが陸のプレートの下に沈みこむ時に境界で起きる地震が海溝型。その時同時に、内陸側の陸のプレートもひずみます。それで非常に浅い活断層型の地震が起きます。

(4)海溝型の「南海トラフ」につながっていく可能性は?

きのうの地震で滑ったのはわずか数センチ。それが南海トラフに直接影響を及ぼすとは思えない。ただ、西南日本で地震が活発になっているということは、南海トラフも活発になっている可能性がある。危険性はかなり高くなっているでしょう。

古市憲寿(社会学者)「南海トラフも、関東大震災も、いつ起きてもおかしくないと思った方がよいのですか?」

笠原教授「そうです。巨大な被害が想定される南海トラフは特に心配です」

司会の小倉智昭「注意喚起があっても、予知が難しい地震に関しては『来ればしょうがない』という感覚があります」

中江有里(女優・作家)「今回の地震は地元で、両親も友人もいたので動悸が止まらなかった。一つひとつ自分でできることをしていかなければならない。水道管やブロック塀も、危険と感じたら声を上げていかなければ」