コロンビア戦を前に、香川は「僕自身に目を向ける必要がある」と決意を語る。(C)Getty Images

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 コロンビアとの初戦を翌日に控える6月18日、取材対応に応じた香川真司は、相手のナンバー10、ハメス・ロドリゲスとの比較、そして自身2度目のワールドカップに向けた意気込みについて質問を受けた。
 
 日本の“10番”は、つとめて冷静に言葉を紡いだ。
 
「別に背番号は特に気にしていないというか、そこに過大なものを僕自身、求めていないので」
 
 もちろん、サッカーでは特別な番号であり、過去を振り返っても、その時代を象徴する選手が背負ってきた10番を軽視しているわけではない。その重みは十分に理解している。
 
「ただ責任感はすごく持ってやってきた。そのスタイルは変わらないですし、むしろ誇りを感じて、やっているんで。それを信じてやるだけです」
 
 相手が誰であろうと関係ないのだろう。あくまでも、自分がピッチの上で何を見せられるか。そこに集中している。
 
「相手はコロンビアでもハメスでもないんで。僕自身であり、そこに目を向ける必要があるんじゃないかなと思います」
 
 大事な一戦を目前にし、「本当に良い準備ができた」と手応えを語る。気持ちの高ぶりは「ないと言ったら嘘になりますけど、いつもどおりの調整を心掛けてやっている」と落ち着いている。
 
 4年前のブラジル大会でも10番を身にまとって戦ったが、結果はグループリーグ敗退。日本を勝利に導けず、悔しい想いをしたはずだが、「自分にとってプラスでしかなかった」と、あの時の苦い経験を力に変えている。
 
 間違いなく、逞しさを増した日本が誇る10番の進化と活躍を期待したい。

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