厳選!2歳馬情報局(2018年版)
第4回:アドマイヤジャスタ

 2歳新馬戦において、前評判の高い素質馬の動向とともに大きな注目を集めるのは、新種牡馬の産駒の走りだ。

 今年も話題の新種牡馬が初年度産駒を競馬場に送り出すが、なかでも、多くのファンから熱い視線が注がれているのが、日本と海外合わせてGI3勝を挙げたジャスタウェイの産駒である。

 2011年にデビューしたジャスタウェイは、早くから頭角を現して重賞戦線で活躍しながらも、GIでは物足りない存在だった。それが、4歳の秋を迎えて、文字どおり”覚醒”。GI天皇賞・秋(東京・芝2000m)では、ジェンティルドンナなどの強敵を相手に回して、4馬身差の圧勝劇を披露した。

 さらにその後、海外のGIドバイデューティフリー(UAE・芝1800m)でも、2着以下に6馬身の差をつけて楽勝。世界中の競馬ファンを驚かせ、競走馬の世界ランキングで日本勢では初めてトップの座に就いた。

 帰国後も、GI安田記念(東京・芝1600m)を勝利。極悪の不良馬場をものともせず、3つ目のGIタイトルを獲得した。

 そのジャスタウェイ産駒が、現2歳世代からデビューしていく。6月9日には、同産駒のアウィルアウェイ(牝2歳)が快勝。種牡馬となった父に初勝利をプレゼントした。

 同産駒の期待馬は、他にも数多くいる。栗東トレセン(滋賀県)の須貝尚介厩舎に所属するアドマイヤジャスタ(牡2歳)もその1頭だ。


新種牡馬ジャスタウェイ産駒の注目馬アドマイヤジャスタ

 同馬の兄は、2014年に海外のGIコーフィールドC(オーストラリア・芝2400m)を制したアドマイヤラクティ(父ハーツクライ)。その後、現地で続けて挑んだレース直後に急死する悲劇に見舞われてしまったが、その力強い走りは多くのファンの記憶に残っているに違いない。

 そんな海外GI馬の弟となるアドマイヤジャスタ。特筆すべきは、同馬に関わったスタッフの評価が極めて高いことだ。育成を担当したノーザンファーム早来(北海道)の木村浩崇氏からは、こんな言葉が聞かれる。

「第一印象からしていい馬でしたが、いざ調教でいろいろなスタッフが乗ると皆、『この馬は(モノが)違うな』と話しています。私たちの厩舎では『一番ではないか』という声もあります。坂路で乗り込んでも楽に駆け上がってきますし、楽しみな1頭です」

 単純な動きのよさに加えて、その走りからは血統的な背景も思い起こさせるようだ。木村氏が続ける。

「かつて、父のジャスタウェイを担当したスタッフからは、『ジャスタウェイに似ている』といった感想が聞かれましたし、アドマイヤラクティに携わった人たちは『ラクティにそっくり』と言っていましたね。経験豊富なスタッフからも評価が高く、心強い限りです」

 同馬は、すでに須貝厩舎に入厩。父ジャスタウェイを管理した調教師のもと、デビューへ向けた最終段階の調整に入っている。そして、注目の初陣は6月24日の2歳新馬(阪神・芝1800m)になる予定だ。 海の向こうで凱歌をあげた父と兄を持つアドマイヤジャスタ。”偉大な家族”と同様、国内外で目覚ましい活躍ができるのか、まずはデビュー戦の走りをきちんと見届けたい。

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