パラグアイ戦で機能した柴崎と山口のボランチコンビ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 コンディション調整に失敗したガーナ戦(5月31日)はてんでダメだった山口蛍が、6月12日のパラグアイ戦で躍動。豊富な運動量で中盤の広範囲をカバーし、抜群のチェイシングで相手からボールを刈り取っていた。
 
 山口らしい“がっつりとした守備”をパラグアイ戦で披露できた要因として、ボランチでコンビを組んだ柴崎岳のプレースタイルも挙げられるかもしれない。実際、山口は「(柴崎)岳は攻撃的な部分で良さがあって、自分には守備面で強みがある」と明言している。
 
 オフェンシブな柴崎とディフェンシブな山口。ふたりの相互補完性はバッチリで、山口も「バランスが良かった」と手応えを感じている。
 
「岳が『自分は攻撃的に行きたい』という話を自分にしてきたから、だったら、もうはっきりしているし、実際、その辺のバランスは上手くできたと思います」
 
 もちろん、これは山口の独りよがりな考えではない。4-2と快勝したパラグアイ戦では、コンビネーションをより良くするためにハーフタイムにふたりでしっかりと話している。
 
「前半は少し距離が遠かったかなと思っていたので、ハーフタイムに少し話をして。後半は距離感がすごく良くなった。そこがパラグアイ戦の前半と後半で修正できた部分」
 
 パラグアイ戦の後半、日本が圧倒できた背景には山口と柴崎の“ちょっとした修正”がもしかすると関係していたかもしれない。
 
「攻撃的な選手と組んだほうが分かりやすいかもしれない」
 
 そうコメントした山口にとって、「攻撃に行きたい」という柴崎は2ボランチを形成するうえで理想のパートナーと言えそうだ。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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