同じアジア勢のサウジアラビアの大敗に日本の選手は…

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 14日に行われたロシアW杯開幕戦で、日本代表と同じアジア勢のサウジアラビアが開催国のロシアに0-5と大敗したことは西野ジャパンにも少なからぬ衝撃を与えた。

「W杯の難しさを感じた。サウジアラビアはのまれてしまったと思う」。そう切り出したのはFW武藤嘉紀(マインツ)だった。ベンチで見た昨年9月5日のW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦を思い出しながら、「あのときのサウジはかなり良いサッカーをしていた。だけどW杯という場所では何もできなかった。そういうのを見ると、やはり難しいのだと感じた」と厳しい表情を浮かべた。

 昨年9月にアウェーでサウジと対戦したときの日本は状態が非常に良かった、ハリルジャパン時代のベストマッチであり、6大会連続でW杯出場を決めたオーストラリア戦から中4日。敵地への移動や酷暑という悪条件があったとはいえ、自信を持ってサウジに乗り込んだが、0-1で敗れている。そのサウジが、ロシアにボコボコにされた。

「W杯では思ったようなプレーはできないだろうし、かなり雰囲気にのまれることもあると思う。でもその中でだれかが勢いを持ったプレー、勇気あるプレーを出すことによって、チームはまた活性化する。そういうのを出していきたい」。武藤は力を込めた。

 一方、GK川島永嗣(メス)は「結果は驚きではあったけど」と言いながら、前向きな捉え方をした。「ロシアがこういう形で勝ったことでW杯が盛り上がると思うし、同じアジアの国としてはああいう試合を見て逆に自分たちがやらないといけないという気持ちを持った」。

 5失点という数字に言及したのはDF酒井宏樹(マルセイユ)だ。「グループリーグで0-5はそのまま敗退を意味すると思う。僕らはコロンビア(という強敵)が相手なので、得失点差にもこだわって、最終的に決勝トーナメントに進みたい」。

 グループリーグ初戦でコロンビアに勝てばもちろん最高だが、勝ち点1でも、あるいは負けるにしてもできる限り傷を小さくしておく必要がある。3試合終了時点で2位以内にいることが当面の目標だという考え方だ。

 捉え方は3者3様。サウジの衝撃的な黒星を他山の石としたいところだ。

(取材・文 矢内由美子)


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