岡崎を活かすなら4−4−1−1システムがベストか。

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 パラグアイ戦で献身的な守備が光った岡崎慎司。このFWの前線からのプレッシングがあったからこそ、ディフェンスが機能して良い攻撃を仕掛けられたとの見方もある。ただ、ストライカーとして“本来の仕事”をしたかと言われれば疑問符が付く。
 
 結果だけを見れば無得点で、ゴールに迫ったシーンもほとんどなかった。FWとして脅威になっていたわけではなく、4-2-3-1システムの1トップを任せるには不足感が否めない。
 
 では、1トップは大迫勇也が相応しいのか。見方にもよるが、チェイシングの質と量では岡崎に及ばない反面、ポストプレーの質などは明らかに上回っている。これはどちらが総合的に優れているとか、そういうものではなく、もはや好みの問題だ。西野朗監督がコロンビア戦に向け、どういう戦略を練るかで決まってくるとも言えるだろう。
 
 もちろん、コロンビア戦を4-2-3-1システムで戦うかは分からない。もしかすると、大迫と岡崎の同時起用も考えられるわけだ。その場合、システムは4-4-1-1だろうか。CFに大迫を置いて、セカンドトップとして岡崎を起用する。レスターでの使われ方を踏まえれば、岡崎がもっとも機能するのはこのフォーメーションかもしれない。実際、パラグアイ戦では岡崎をセカンドトップ気味にした4-4-2システムが試されている。
 
 岡崎が守備にプライオリティを置く分、攻撃の部分は他のメンバーが担う。例えば大迫、柴崎岳、昌子源の“鹿島ライン”でカウンターを狙う。もしくは武藤嘉紀や原口元気の突破力を頼りに切り込んでもいい。いずれにしても、岡崎に攻撃も守備もと大きな負担をかけるのは得策ではないだろう。
 
 ただ、このシステムだと中盤センターに長谷部や柴崎など“本職”を置くため、やや守備に不安を抱える香川真司や本田圭佑の居場所がない。このふたりをサイドで起用するのも、やはりディフェンス面を考えればリスクが小さくない。
 
4-4-1-1システムはすなわち、本田と香川との決別を意味するフォーメーションとも言えそうだ。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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