女子レスリングの伊調馨選手に対するパワハラがあったと認定された栄和人氏は、きのう14日(2018年6月)に「謝罪会見」を行った。伊調や田南部コーチへの直接の謝罪はまだないが、至学館大学の監督には復帰するという。

パワハラについて、「どういうことを言ったのかは覚えていない」「認定は真摯に受けとめる。コミュニケーション不足が生んだことで反省する」「伊調選手には会って謝罪したい」と語った。

吉永みち子(エッセイスト)「真摯に受けとめると言いながら、コミュニケーション不足だとはどういうことなんでしょうね。言い訳でしかないですよ。ここで謝罪しないと、前に進まないからやっとくか、というのが伝わってくる。何か変わるとは思えません」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「パワハラはコミュニケーションの問題ではなく、力で相手を屈服させることですよ。まず謝罪し、相手も許す状況になって、初めて再起(復帰)の機会ができるんです。筋が通っていないし、何が悪いのかを本人がわかっていない」

至学館大学の谷岡郁子学長「監督復帰は選手ファーストだから」

至学館大学の谷岡郁子学長は取材陣に「どんなご用? 取材には基本的に応じません」と言いながら、栄氏を監督に復帰させたことを聞かれると、「このタイミングではだめですか。世界選手権を前に、選手たち30何人が監督にぜひ来てほしいと望んでいる。選手ファーストです」と強調した。

長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「この人はスポーツがわかっていないね。選手とコーチが一体で戦うものですよ。ここで選手ファーストというのは、プロモーションに聞こえる」

玉川「谷岡学長は『そもそも伊調馨は選手なのか』と言った後、いっさい取材に応じてこなかったんですよね。自分がしゃべったことに対して、学長が責任をとっていない」

かわいそうなのは至学館大のレスリング選手たちで、活躍しても「ああ、あのレスリング部ね」という目で見られてしまう。