シャワーの時に髪が良く抜ける・・・原因は?

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抜け毛が増えたと感じたら

最近抜け毛が増えたと感じている人はいませんか。
特に、入浴時やシャワーを浴びている時に大量の髪の毛が指に絡まりついてきたり、排水溝に抜けた毛がたまるようになったら、気になりますよね。

それって、放っておいても大丈夫なんでしょうか。

毎日100本程度の脱毛は自然なこと

人の髪の毛は1日に0.3~0.5ミリ、1年では15センチ程度伸びると言われています。

ただ、常に一定の長さで成長しているわけではなく、発毛から成長期を経て、伸びるのが止まる退行期、休止期を経て、脱毛します。
これをヘアサイクルと呼び、通常は4〜6年で抜け落ち、新しい髪に更新されます。

日本人の髪は平均して約10万本あると言われており、1日で50〜100本程度が自然に抜けています。

さらに、毛髪の半数以上は洗髪時に抜けるともいわれています。

これは、頭皮や毛髪に指などで刺激を与えるためですが、実際はそのために脱毛するのではなく、抜けるべくして抜ける毛がシャンプーやシャワーの際に指などに目に付くのです。
ですから、洗髪時に50本程度の抜け毛があるのは普通のことです。

未成熟な髪が抜けるのは要注意

通常のヘアサイクルの中で自然に抜けるのであれば問題ないのですが、そうでない場合には気を付ける必要があります。
その判断の目安は、抜けた毛が成長しきっているかどうか。

自然な抜け毛は根元が白く膨らんでいます。いわゆる「毛根」ですね。また、髪の毛全体が一定の太さです。

一方、根元や毛先が細くなっていたり、ほかの毛髪と比べて極端に短い毛は、ヘアサイクルの途中で抜けた可能性があります。

シャンプーが合っていないのかも

未成熟な毛髪が抜けるのは、なぜでしょう。

考えられることの一つは、シャンプーです。

頭皮は常に皮脂を分泌させ、これが髪の毛に潤いを与えるとともに、雑菌の侵入を防いでくれます。
しかし、この皮脂は多すぎても少なすぎてもダメ。

多すぎる脂は酸化し、かえって雑菌を繁殖させますし、毛穴を詰まらせる要因になります。
また、洗い流しすぎると今度は乾燥しすぎて、こちらも頭皮トラブルの原因になります。

ですので抜け毛が気になる方は、まずシャンプーを見直してみましょう。