同点ゴールを決めたMF乾貴士はベンチに駆け寄った

写真拡大

[6.12 国際親善試合 日本4-2パラグアイ インスブルック]

 8日のスイス戦(0-2)から先発10人を入れ替えるターンオーバーがハマった。この日先発した選手の中には自分たちは「サブ組」という意識もあったが、西野朗監督は「スイス戦と今日の試合で決してレギュラーメンバー、バックアップメンバーと分けているわけではない」と指摘。19日のW杯初戦・コロンビア戦(サランスク)に向け、ポジション争いが激しくなったのは間違いない。

 予感はあった。「スイス戦以上のパフォーマンスをおそらくやってくれるだろうという雰囲気はあった。今日出たメンバーは非常にギラギラしていた」と、練習の中から感じ取っていたという指揮官は「可能性を感じる選手が期待に応えてくれた。これからの準備が楽しみになっていくかなと思う。選手個々のパフォーマンスには満足している」と手放しで称えた。

 就任3戦目での初勝利がW杯本大会前ラストゲーム。5月30日のガーナ戦(0-2)、スイス戦と2試合連続の無得点で連敗していたが、「1、2戦目も負けた気がしないようなゲームだった」と力説する。「得点こそ生まれなかったが、少しずつ狙いを修正しながら戦えていた。今日もさらに得点へのアプローチの部分を強調しながら、修正できて、得点できて、勝利も取れた」。チームは明日13日にベースキャンプ地のロシア・カザンに移動するが、非常にポジティブに入れると思っている」と、その表情に手応えをにじませる。

 一方で2失点した守備に関してはハッキリと修正点が浮かび上がった。前半32分に喫した先制点は相手のロングスローから。後半45分の2失点目もFKのこぼれ球を拾われて豪快なミドルシュートを決められた。ガーナ戦とスイス戦でもFKから1失点、PKから2失点しており、もう1失点も自分たちのCKからのカウンター。6失点はいずれもリスタートからの流れで喫している。

「今日の試合前のミーティングでも話したが、止まったボールから失点している。こんな屈辱的なことはないと。一つのリスタートで状況はガラッと変わってしまう。流れの中では全体が意識しながら失点を防いでいる。もったいないゲームの流れだし、自分たちで壊している。4得点して勝利したが、2失点しているところにフォーカスしないといけない」

 W杯のような大舞台ではリスタートの重要性はさらに増す。「リスタートに対してのリスク管理はもう少しかけていかないといけない。これからますますリスタートの精度が高い相手にリアクションしないといけない状況が来る。そこは修正しないといけない」。コロンビア戦までの残り1週間で次なる課題を解決していくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)


★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!

2018W杯ロシア大会特集ページ

★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!

2018W杯ロシア大会日程&TV放送