2018年6月12日午前10時4分(日本時間)。金正恩委員長が会場を背に右側から、トランプ大統領は左側からゆっくり現れ、十数秒、互いの目を見つめ合い、手を固く握り合った。その後、大統領が促すように2人で会議室に入っていった。こうして歴史的な初の米朝首脳会談がシンガポールで始まった。

司会の羽鳥慎一「普通の握手だったですね。ちょっと、(金正恩委員長の)笑顔が見えました」

辺真一氏(「コリア・レポート」編集長)「金委員長は背広に着替えるという報道もありましたが、人民服でしたね」

両国とも「失敗・決裂だけは避けたい」

冒頭のやり取りでは、トランプが「素晴らしい話し合いになるだろう。もの凄い大成功になるだろう。私たちは素晴らしい関係を築くだろう」と話し、金正恩は「ここまでの道のりはそれほど簡単なものではありませんでした。われわれの足を止めることもあったけど、すべて克服してここまで来ました」と応じた。

辺真一氏「金委員長のこれまで簡単ではなかったという言葉に、大統領が反応しましたね。委員長は川を渡った、決断したなと思ったのではないでしょうか。幸先いいですね。失敗、決裂は感じられない」

太田昌克(共同通信編集委員)「トランプ大統領も未来志向のメッセージです」