負傷箇所の状態もだいぶ良くなってきた岡崎。パラグアイ戦でチームを好転させる働きを見せられるか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 痛めていた右膝や左足首の状態は、「もうだいぶ良くなっている」。 
 
 パラグアイ戦では、西野ジャパンでこれまであまり起用されてこなかった選手にチャンスが与えられることになりそうだが、現体制下ではいまだ先発のない岡崎慎司(5月30日のガーナ戦は途中出場、6月8日のスイス戦は出場なし)にも、ピッチに立つ機会が訪れるかもしれない。
 
 モチベーションはすこぶる高い。「久しぶりなんで、試合に出られるとしたら、喜びがあると思う。そういう誇りや喜びをまず出す」と同時に、「やっぱりワールドカップに向けて、ひとつでもヒントになるような試合ができたらいい」と岡崎は意気込みを語る。
 
 チームとして思うように結果を出せていないなかで、岡崎は現状を好転させる起爆剤となれるのか。
 
「このポジションの選手はこれをしようっていう、そういう決まりがある意味、前ほどはなくなった。自分もワントップに入ったとしたら、すごい張っているというよりは、レスターでやっているプレーも出せると思う」
 
 ハリル体制下では多少、プレーに制限があったのかもしれない。ともすれば、本当はもっとできるのにと、ストレスを感じていたとしても不思議ではない。だが、今は西野監督の下、また違ったスタイルで自分を表現しようとしている。それができると信じている。
 
「ただ張っている状態から裏を狙うのではなく、いったん引いてから裏を狙うとか。そういう動きのあるプレーをしていきたい。ダイナミックなプレーが、今は代表でも必要だと思うんで。それをどこまで出せるかが自分の課題」
 
 これまで以上に躍動感溢れる動き出しで前線を活性化し、攻撃面の閉塞感を打破する――それがロシアの地で日本が躍進するための“ヒント”になるはずだ。
 
 近年は日本代表でインパクトのある活躍を見せられていない。だが、このままで終わる男ではない。過去二度のワールドカップに出場し、南アフリカでも、ブラジルでも、ゴールをもぎ取ってきたストライカーは、貪欲に、不屈の精神で勝利を手繰り寄せようと闘志をみなぎらせる。
 
「自分の今までやってきたことのすべてを出して、コロンビア戦のヒントになるようなプレーがいくつか出れば、それはチームのためになる。
 
 チームとしても、確かな手応えを掴めていない部分もあるんで。その部分で“これか”っていうものが出るような試合にしたいと思っています」

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