トップ下で先発したMF本田圭佑

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[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 4-2-3-1のトップ下で先発した日本代表MF本田圭佑(パチューカ)は0-2の敗戦を喫したスイス戦を振り返り、「2つの評価がある」と口を開いた。

「自分に対しては、トップ下で出ている以上、(ゴールを)決めないといけない。ガーナ戦でもチャンスをもらって、2試合、個人的に結果を出していないことには危機感がある」

 前半38分にはDF酒井高徳の右クロスにFW大迫勇也が競ったこぼれ球を左足で狙ったが、GKにキャッチされた。得点に絡めぬまま後半31分にMF香川真司と交代。「サブには僕のライバルである(香川)真司が控えている。結果を出さないと、真司にポジションを取られる危機感を持っていかないといけない。前半も決められるシーンはあった。そこで決めるか決めないかで、生死が分かれるのがW杯」と率直に反省した。

 一方でチームとしては「手応えを感じられる試合内容だった」という。守備をテーマに臨んだ試合で「最終的に危ないシーンは多くなかったと認識している」と強調。「でも2失点している。そこには理由が必ずあるので、そこは反省しないといけない」と続けた。

 本大会前の結果は重要ではないという考えが根底にある。W杯2か月前に監督が交代し、急ピッチでチームづくりを進めている段階。本番前に残された強化試合は12日のパラグアイ戦(インスブルック)のみとなったが、「チームとしては負けられる猶予がある。ネガティブに考える必要はない」と、あくまでポジティブに言う。

「(本番までに)10試合あっても1試合でも一緒。今日もそうだけど、普通には戦える。でも勝つか勝たないかは、チャンスで決められるかどうか。(ブラジルW杯も)そこでコートジボワールに負けた。コートジボワール戦を見返したけど、チャンスはめちゃくちゃある。でも負けた。それがすべて」

 1点を取るか、取られるか。「コロンビア戦も紙一重の試合になる。その紙一重を引き付ける何かが足りない。だから負けた」。そう持論を展開する本田は、国際Aマッチ5連勝でブラジルに乗り込みながら本大会で一敗地に塗れた4年前の記憶を忘れていない。「あのときもさんざん勝っていたけど、(W杯では)負けた」。逆に10年南アフリカW杯は国際Aマッチ4連敗で本番を迎えながら16強入りを果たしている。

「僕はとにかく研ぎ澄ましている。決めないといけない。チャンスは1本かもしれない。それを決められるかどうか。精神的に気違いなぐらい研ぎ澄ましていく」。ワンチャンスに懸ける。その覚悟はできている。

(取材・文 西山紘平)


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