移籍話を封印し、現在は日本代表での活動に全神経を集中させている長友。一日も早く朗報が届けばいいが……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 決まりそうで決まらないのが、日本代表SB長友佑都の完全移籍だ。2017-18シーズンの終了からおよそ1か月が経過したが、所属元インテルからレンタル先ガラタサライへの売却はいまだ成立していない。
 
 とはいえ、交渉は大詰めだ。ガラタサライの副会長であるアブドゥラヒム・アルバイラクがミラノ入りし、インテル側と折衝を続けている。インテルが400万ユーロ(約5億2000万円)の買い取り額を望んでいるのに対して、ガラタサライは200万ユーロ(約2億6000万円)が妥当だと考えており、依然として金額に開きがある。しかしながらインテルはUEFAが定めたFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)の規定により、この6月末までに4500万ユーロ(約58億5000万円)の収益を挙げなければならない。遅かれ早かれ妥協せざるを得なくなり、トルコ・メディアの多くは最終的に間を取って、300万ユーロ(約3億9000万円)で決着するだろうと見ているのだ。

 
 しかし! ここにきてまさかの展開が待ち受けていた。トルコ全国紙『Star』紙が伝えているのが、フェネルバフチェの不穏な動きだ。ガラタサライと同じイスタンブールに本拠地を置く宿敵が、なんと長友の獲得に乗り出したというのだ。同紙は「これはインテルにとっては渡りに船だろう。(フェネルバフチェに)横取りされたくないガラタサライは支払額をアップせざるを得ないからだ」と論じている。
 
 イタリア側から仕掛けた情報操作か、それとも本当にエリアライバルが強奪を画策しているのか。どちらにせよ、常識的には考えられないディールだろう。ガラタサライ・サポーターと相思相愛の長友が彼らを裏切る行為に及ぶはずがなく、さすがに現実的ではない。
 
 いずれにせよ、長友が望むのはガラタサライへの完全移籍以外にない。吉報が届くのをいまかいまかと待ちわびているはずだ。