横断歩道に立っていた女性に突然、霧が吹きかけられた。涼のためのサービスではない。中国でも交通量が多いことで知られる湖北省・大冶市の交差点だ。信号無視をすると、霧が吹き出して注意を呼びかけるのだ。

「信号が赤になっています。渡らないでください」と女性の自動アナウンスが繰り返し流れている。それでも無視する人は多い。渡ろうとすると、歩道手前の黄色いポールから膝の上から腰あたりに霧が噴射され、レーザー光線で警告される。違反すると、交差点に設置された大型モニターに姿が映し出される。

このシステムの設置費用は日本円で約2200万円。地元の警察は「違反者は確実に減っている」といっている。

国を挙げてのマナーアップ・キャンペーン

もっと過激な取り締まりもある。広東省深?市の交差点では巨大なモニターに信号無視の違反者たちの顔が次々に写し出されている。一部にモザイクがかかっているが、新たな違反者が出るまで晒されるのだ。顔だけでなく、名字や身分証の公開ホームページもある。

中国事情に詳しいジャーナリストの周来友氏は「国際社会に恥じない国を目指すため、交通ルールを守ることから始めるマナーアップ・キャンペーンの一環」といっている。

野上慎平アナウンサー「程度問題ですが、恐るべき監視社会です」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「こういうことができるから、マイナンバーに反対だったですよ」

野上「30年後、どんな中国になるか」