名古屋城、エレベーター導入断念で「めっちゃ嬉しい」「何もそこまで...」
名古屋城(名古屋市中区)で導入が検討されていたエレベーターについて、河村たかし市長は2018年5月30日、導入しないことを決めた。
ツイッターでは、賛否の声が反応としてあがっている。
天守閣の歴史的外観を損なう
Kentaro Ohnoさん撮影、Flickrより
河村市長は、断念した理由について、柱やはりを痛めないサイズの内部エレベーターでは車いすが利用できず、外部エレベーターでは天守閣の歴史的な外観を損なう、としている。
今後は段差をのぼる車いす型ロボットや、搭乗可能なドローンなど、新しい技術を用いてバリアフリー対策を行うと話した。
名古屋城は、徳川家康が築いた城で、1612年に天守が完成したが、1945年の名古屋空襲で焼失してしまう。戦後に鉄筋コンクリート造で再建されたが、2009年に河村市長が木造による復元構想を発表。22年の竣工を予定している。
ツイッターでは、
「めっちゃ嬉しい。体に障害のある方にはとても申し訳ないけど、昔のお城を再現して欲しいからエレベーターはいらない」
「久しぶりに河村市長が良い仕事してくれた!!これで名古屋城再建が楽しみになった!」
と賛同する声もあれば、
「何もそこまで、昔にこだわる必要なし。てか、手足の不自由な人はどうやって入るの?」
「河村市長好きだけど、名古屋城エレベーター無しはどうにもこうにも賛成できないな」
などと否定的な声も見られた。